今月の電撃文庫

 

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)

幕末魔法士―Mage Revolution (電撃文庫)

 どうしてこうなった……?(いちおう褒めてます
 椋本夏夜さんの挿絵なら脊髄反射で購入しているのですが、大当たりはあまりないけれども極端なハズレもあまりない
ので、無造作に読んでみた。
 ストーリー的には、王道といえば王道。
最初は目的やら最後の敵といったものははっきりしていないが、主人公達が出会い、陰謀に巻き込まれて、強大な倒すべき敵が現れて、イヤボーンで大勝利!みたいな? (身も蓋もアリマセン
 ただ幕末という時代背景に魔法という西洋由来の技術を導入した世界観は珍しいのだけども、いまひとつキャラクターたちとの親和性がないような気がする。
 普通の西洋風ファンタジーや和風ファンタジーの世界感でも成立する内容なので、幕末を背景にしなければならない根拠がいまのところ見えないのが気になる。どうして、こうなった……?
 キャラクターたちは、面白キャラで出来上がっているだけに余計に気になった。