映画「涼宮ハルヒの消失」

を観て来ました。
長門のかわいさ超級爆発(ビックバン)!!!!!!!!
もう、このかわいさに勝てるキャラは出現しないと断言できるクラスだねっ。
病院の上での長門なんて、もう家だったら奇声上げてゴロゴロ転げまわるくらいだ。公共の場だから自重したが。
頭なでて愛でたい。
 個人的には普段の長門が最高にかわいいと思うのだけど、消失長門もそれはそれで。
 しかし、意外とキョンが高身長というか大柄だ。長門はたしかに小柄なのだけど、手の大きさとか考えると180cmくらいあるよな。そして、みくるは長門より低いという設定があったような……?


原作のころから思っていたけど、隠れている物語の流れは「長門有希の初恋」ではないかと思う。初恋は実ることが少ないという意味でも。

ちょっと消失から外れて、長門の基本行動原則についてシリーズ全体を通して考えてみる。
長門は非常に素直にキョンの言うことを聞く。
最初にキョンを護る行動を取っていたのは間違いなく任務のためだったのは明白……に見えていたんだけど、実はそうではない。
最初のタイムトラベルで三年前の長門は"現在の"長門と同期している。
このため、三年前の時点で、長門は"現在の"長門と全くの同一人物となったわけである。
このためキョンと出会った時点で彼のことはよく知っており、その上で行動をなぞっているということに。
 つまり再構成を忘れたのは時系列に矛盾をきたさないためにわざと忘れたのであり、眼鏡を外すようになったのもその理由と彼の言うことだからで。
 どの時間が基点となっているのかはわからなくなっているけども、長門キョンと出会った時点で彼の言うことは聞く状態になっているのだ。

 そして消失では、ある意味で彼の望みを叶える選択肢を作るために暴走したともいえるわけで。
日頃から、ハルヒの暴走という非日常に盛大に文句をつける彼が望んでいるだろう、普通の日々を作るために。

他のキャラと違って、長門だけは完全なる非日常の存在。
みくるは単に未来から来ただけの人間だし、古泉は非常に限定された超能力者。その能力や設定を消し去っても、普通の人間としての属性は残る。
けれども長門は違う。宇宙規模の圧倒的な能力、完全に作られた存在であり、彼女自身が非日常そのものを象徴しているとさえいえる。
 それを非日常である自分自身を消し去る選択肢を彼のために作ったわけだ。これは恋というよりもう愛だよね。
 でも、彼は普通になった彼女ではなく、ハルヒという非日常を選び、彼女は再び非日常の存在に戻る……。
 献身というか、健気というか。どこまでキョンが大切なんだろか。
 そして長門ハルヒは監視対象とはいえ、明らかにハルヒよりキョンを優先しているし。