今月のMF文庫J&SD文庫

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)〈4〉 (MF文庫J)

腋。
 と一発かましてTVアニメ&コミカライズが決定したみたいですね。
 MF文庫JのTVアニメは今のところハズレがないから、期待していてよいと思いますけど。
 コミカライズの作家も原作絵師に智香家柄のようなので安心して見れそうですね。
 メディアファクトリーはこのあたりのマルチメディア展開が実に上手いよなぁ。

 さて原作は四巻目。前巻はちょっと息抜きっぽい感じが多少ありましたが、この巻からはルークが想像以上に追い詰められていきます。そりゃ封印が解けるまで一年しかないのに未だ聖剣は完成の見込みが立っていない上に身体の異変まで置き始めているのでは、そりゃ追い詰められもしますね。
 いっぽうのセシリーのほうもキャンベル家の謎に気づきます。きちんと継承されていないのは仕方がないとして、団長や都市の上層部などは何やっていたんだろうね? おそらく生死に関わる問題なようですが、それでも寸前まで何も説明していないのは明らかにまずいのではないかと。
 そしてラスボスの一歩手前の最強の敵となることが確定したシーグフリードの意外な家名。
 彼はヴァルバニル戦争の被害者っぽい感じがするなぁ。
それが世界を憎む要素なのかどうか。ちょっと単純すぎるかな?


ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)

ラノベ部〈2〉 (MF文庫J)

 まったり系のちょっとメタっぽい感じのネタ小説。
 あたまからっぽで読んでも楽しめるし、ライトノベルに詳しい人間なら元ネタを想像しても楽しい。
 大手ニュースサイトの名前などが出てくるのだけど、次は大手ライトノベルサイトの名前が出てくる可能性は高い感じ。自称中堅ライトノベル系サイトの名前が載って某大手を超えたんじゃーっ!と言い張る日も近いのか?

ところで「パンツはいてない」系の表紙ですが、これべつヒモパンか超ハイレグならこういう風になるなぁとムダな考察をしてしまった。……普通の学生がそういう系統をはくとは思えませんが。

丸鍋ねこ3 白崎チカ王政復古(殴) (MF文庫J)

丸鍋ねこ3 白崎チカ王政復古(殴) (MF文庫J)

 もはや題名が原形をとどめていない上に中身ももはや初期の設定を忘れてひたすらカオス。
 カオスさを純粋に楽しんでみるしかないねぁ、これ。





ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫)

ベン・トー 3 国産うなぎ弁当300円 (スーパーダッシュ文庫)

 どうしてスーパーマーケットは争いを止めないのかという疑問はとにかくスルーで。
 半額弁当を巡る狼達のムダどころか有害に熱い戦いを描くこのシリーズもついに三巻。
 スーパーマーケットはこの騒乱で被害を受けていないのだろうか?という疑問もスルーで。

 なにげにエロい展開になりそうでもそうはならない不運体質&鈍感気味なバカ佐藤くんもそのバカップリがますますグレードアップ。二つ名もこのまま定着するんだろうなぁw 佐藤くん不幸っ!

 発売日は1月だけど、作中では初夏。というか土用の丑の日
 ああ、たしかにうなぎが食いたくなる。というかどんべえも旨そう。<貧乏舌
 この作品は三大おなかが空くライトノベルだと思う。*1

 そして新キャラとして姉妹が登場。なにやらちょっと不幸気味の過去やら、彼女らを巡る陰謀やら不穏な空気があるんだけど、それらをひっくるめて基本的にバカな争いをしているというあたりでOKな気がする。


 

 まだ読み途中ですが。
 ノベルの体裁をした薀蓄モノなのは前作と全く同じ。
 いや、キャラも舞台設定もなにもなしで始まってキャラの会話と解説で歴史・戦術の薀蓄を披露していきつつ現状を説明していくというわかりにくい形式。ストーリーらしきものはあるけど、ひたすら薀蓄を楽しめばいいだけですな、コレ。

*1:あとの二つはとらドラ!ゆうなぎとしておこう