今月の電撃文庫

付喪堂骨董店〈5〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店〈5〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

 極楽トンボさんが光速で読破ならオレはタキオン波だぜっ!
発売日前に読破だDA駄陀ダっ!<それは単にフライングゲットだ。
うーん、じゅんちょーにバカップル。
咲ちゃんの天然ぶりはちょっと鳴りを潜めているけど。
五巻目となり少しずつ謎(咲の過去やら刻也のヴィジョンやもう一つの付喪堂など)が解けてきているけど未だ画としたものは出てきていないなぁと思っていたら、明確に敵となりそうな新キャラたちが。
うーん、まだまだ目が放せないですな。



静野さんとこの蒼緋(ふたご) (電撃文庫)

静野さんとこの蒼緋(ふたご) (電撃文庫)

君のための物語 (電撃文庫)の作者さんの新作。
シリーズモノっぽいけど単品としても十分に楽しめる。

前作とはうってかわってややドタバタコメディ。
ある日突然に双子の妹が家に戻ってきて主人公の周囲でおこる大騒動。
ただ主人公にはなぜか妹のことはまったく記憶になく、同じように子どものころの記憶も思うように思い出せなくて…

ちょっと不思議がはいった「俺妹かわいいわけない」かなと思いきや、ちょっと斜めうえの展開が。
なんだそりゃ!?と困惑する主人公に同調できますw

らでぃかる☆ぷりんせす! (電撃文庫)

らでぃかる☆ぷりんせす! (電撃文庫)

 いつも微妙な面白さの作品を周防ツカサの新作。
 いや、ほんとこういう風に表現するしか。
 今回はお色気コメディ。宇宙のお姫様が主人公にひとめぼれというオチモノなのだけれども、しかし設定が斬新。
 姫様の母国が女王独裁軍事国家なんだぜ……。
 絶妙に微妙な面白さでした。


電波女と青春男 (電撃文庫)

電波女と青春男 (電撃文庫)

 怪作「みーまー」シリーズの入間人間の新作。
 この人に「素顔は美人」というお約束を与えたらこうなるということですな。
 主人公が感慨もなくヒロインをげしげし蹴ったりパンチラを喜ばないあたりもなんかこの作者ならこんなものだなぁと思えてしまうのが不思議。
 ストーリーを追う分には普通の青春小説なのに、ヒロインが簀巻きというだけでここまでヘンになるあたり、この作者はこの方向に突き抜けているみたいな?
 そういえば30代独身(ただし娘あり)が登場していますな。