ライトノベルをもうちょっと楽しめる方法
と、なんかそれっぽいこと書いてますけどそれほど中身はありませんよとあらかじめ断っておきます。
ライトノベルなんて言葉が生まれる前からこういったエンターティメント小説を読んできた*1古い世代なのですが、一回り若い世代(というとなんか年寄り臭いけどどうしようもないね?)と話をする機会があると、共通認識の差やネタがわかってもらえないことがある。
もちろんそれは若手が不勉強とかそういうのではなくて、単に自分の世代では当たり前に見て読んでいたものを知らないだけなのだけれども、それはちょっともったいないなぁと思う時がある。
なぜならば、ライトノベルの作者さんたちはけっこう自分達と同世代か近い世代が多いのです。だからそういうネタを入れていたり、作品の根底に影響を受けていたりするわけで。
もちらんそれらのネタがわからなくても笑えたり面白かったりするように作られているわけですが、その基ネタが判ればニヤリと出来て楽しいわけです。
だから読む上での基礎教養というほどではなくても、読んでいて損はないというようなものを少しだけピックアップしてみようかと。どれもが名作だと思うわけで。
とりあえず分野別で一つずつ挙げてみます。
マンガ部門
ファイブスター物語 (1) (ニュータイプ100%コミックス)
- 作者: 永野護
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1998/09/01
- メディア: コミック
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人工生命体と巨大ロボットと人間達が舞い踊るおとぎ話。
別名『放置プレイ物語』
かの有名なアニメ雑誌「ニュータイプ」で創刊当初から不定期連載されている壮大な、というか壮大すぎて誰も全貌を把握しきれない物語。
設定がコロコロ変わることでも有名。といっても最新の設定資料集(副読本)を読めば大体おっけー。
単行本買うのと一緒に最新の資料集を買っておけばだいたい大丈夫。
もっとも好きなライトノベル作品である「ウィザーズ・ブレイン」はこれの影響を大きく受けていると自分は推測している。(人工生命体、超高速戦闘、騎士etc。)
アニメ部門
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2008/02/22
- メディア: Blu-ray
- 購入: 2人 クリック: 57回
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ガンダムは、とりあえずトミノ・ガンダムは一通り見ておくとよいかも。
1stは必須といってもいい。絵柄・デザインが当時の流れなので現在から見るとかなりアレですが、本質とはなにも関係ないのです。ガンダムは政治闘争史なんです!!
ほかにも一年戦争に関連した0080や0083なども見ておくと良いですね。わりと流用されれている名言が多いし。
普通に面白いですしね。
小説
- 作者: 田中芳樹
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1998/06/01
- メディア: 文庫
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架空未来歴史モノという分野を開拓して完成させたともいえる押しも押されぬ名作。
これは読まないと損ですよ。面白くて止まりません。
幸い創元推理文庫で再々々刊されているので、今から読みはじめるにも最適です。ある意味で幸せですよ、読みたい時に全部読めるのですから。
リアルタイムで読んだ人間としては発売が非常に待ち遠しかったのです。
もっとも最終巻だけですけど(汗
*1:少なくとも某FF文庫と同年代w