ヱヴァンゲリオン劇場版
観てきました。
もろにエヴァ世代なんで、期待していましたよ。
若かりしころ*1に燃えに燃えたエヴァのリメイク。あのリアルタイムはっちゃけ製作作品*2をどうリメイクするのかなぁと期待しまくりです。
やー、グラフィックの美しさは超逸品!!
ワンダバ(エヴァ発進準備)はさらに芸を細かく、要塞都市の浮上シーンも実にカッコイイっ!!
意味もなくクレーンが動いたり、ロッキングボルトが剥き出しとか安全面考えてーなとか、そもそもビルを格納式にする意味が判らんなぁとか突っ込むのは野暮ってもんです!
あれはあの美しさを堪能すべき。
ストーリーは既に公開されているようにヤシマ作戦まで。
場面場面の展開がちょっと寸詰まりすぎかなと思ったのですが、実はシンジくんの心情を追っていることに気がついた。旧作にあったキャラクター同士の関係性を作り出すサブストーリーを削ったんですね。
その意味では非常にすっきりしているし、シンジくんの感情のブレがなくなっているんじゃないかと。
二体の使徒戦を経て、山場であるヤシマ作戦。
旧作ではわりとあっさり、しかもちょっとギャグ調に進行した作戦準備が重厚にこれでもかとばかしに描かれている。
ネルフ職員や作業員たちのプロフェッショナルな仕事振りが実にいい。
作戦部と上層部はあいかわらずすっとこどっこいだけど。
素人をいきなり乗せて、戦闘させようとしたり(訓練ぐらい事前にさせておけ)
敵の前で歩かせようとしたり(そんなのは敵のいないところでやるべき)
連射武器を持たせたり、しかも爆裂弾だったり(表面装甲があることがわかっているんだから徹鋼弾にすべき)
そもそもエヴァ発進前に、ダミーでもなんでも使って攻撃形態ぐらい確認しておくべきじゃないかなとか
超高出力レーザー攻撃を受けた瞬間に撤収させる判断くらいしろよとか(二分は議論していた)
作戦途中でパイロット解任しようとするなよとか、それをすぐに取り下げるなよとか。
ほんとうに上層部はすっとこどっこいだな、あいかわらずw
さておきなんといっても後半戦の山場であるヤシマ作戦。
Web各所でいわれているようにラミエルの変形ぶりは実にすごいというかなんというか。
使徒というわけわからないものを見事に表現したなぁと。
あれだけでも観る価値があるね。
そういや各所で謎解きがまたブームになっているようですが。
思うに、旧作の設定とリンクさせて考えなくてもいいような気がする。
一つの作品として成立しているのだから、その謎解きはこの映画の設定だけで考えるべきなんじゃないかなと。
まぁ、いろいろな解釈が出来るのがエヴァの楽しみといえばその通りなので否定ではないですけどね。