最近読んだ本とか
- 作者: 麻木未穂,倣学
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/08
- メディア: 新書
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
トクマedgeの新人作家さんの処女作。帯の文句がなかなか面白くて手に取ったのですが、トクマedge既刊では確かに面白かった。個人的には今ひとつ感が強かったので、トクマedgeはほとんど読まないのですが。
全体的な雰囲気はホワイトハート文庫の榛名しおりさんによく似ていて、歴史に少し改変を加えた物語。
時期はちょうど東西ローマ帝国が統一されたころ。
あらすじはamazonなどを参照してもらうとして、主人公(ヒロイン)の表向きの性格がなかなか変わっていて面白い。
彼女を捕らえにきた騎士を押し倒した理由が、「あなた金髪だから」(赤毛のヒロインとの子供はおそらく薄い金髪になるだろうから)
機会があるたびに男性陣を押し倒すのだが、本人は処女。しかも外見は13歳。
こう書くとどこのエロゲですか状態なのだが、文章にそういう感じは一切ない。
むしろ骨太なファンタジーだったりする。
なかなかいい感じの物語でした。
既刊
- 作者: 夏見正隆,鈴木雅久
- 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
- 発売日: 2006/08/26
- メディア: 新書
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
架空戦記の皮を被ったおバカ小説(ほめてます)
ひたすらおかしい性格のキャラが、とことんおバカなノリで戦争する小説の最終巻。
まぁ、続編も刊行するでしょうけど。
作者さんは怪獣映画のノリとおっしゃってましたが、とことんカリカチュアされたキャラたちが繰り広げる戦争否礼賛戯画小説という感じ。
極端に表現されているけども、実際の組織や官僚や独裁者などの本質を拡大しているだけなのではないかと思えてしまうのが不思議。
半島北のあれは、作中の山多田先生なんかと本質的なノリは変わらないんじゃないかなぁ?
- 作者: スーツ向上委員会
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2006/08/11
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 83回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
表紙と題名は非常に硬派に見えますが、実は腐女子向け。
中身を見ればわかりますが、挿絵がその系統のものだったり、イラストレーターの熱いコメント・コラムがあったり。
もっとも、作りが変わっているだけで、実用書*1としてもまぁまぁなつくり。
少なくとも女子高生制服図鑑などと比べれば、よっぽど良い。詳細な注があったり、歴史的な由来などもあって読み物としても面白い。
はまぞうに掲載されていないのでOHPにリンク。
懐中時計の復刻版を付録にした最近流行のコレクション本。アンティーク・コレクションとしての価値はないけれど、眺めるだけでも面白い。付録の作りも値段の割*2には良い感じだし。
ちなみに付録はきちんと時計としても機能するみたい。
読み物もなかな面白いが、さすがに集める気はしないなぁ。
欲しいデザインの懐中時計のときは購入しても良いかも。