小学館ガガガ文庫の関連本とか

この名前は正直なんとかならんかったのだろうか……。

 川上稔さんと賀東招二さんと新城カズマさんのインタビュー記事があるらしいということで購入。
 厳密に言えば、創作する際の姿勢について語っているものでした。

 川上さんはいつものことといえばそうですが、他の方とは目の付け所が違うというか、考え方が数学的に論理を組み立てて物事を構成している感じがあってユニーク。この人の後に続くことができるような人は出ることはないだろうなぁ。

 賀東さんは一般的に語られているような創作姿勢をさらに推し進めたような感じ。
 新城さんは賀東さんの考え方に経営(コスト/リソース)概念を付け加えたような感じですね。*1


 このお三方の記事だけでも購入した甲斐があるくらいの密度でした。

 ところで、表紙には「How to write light-novels」と書いてあるけど、いわゆる「ハウツー」本というには程遠いような気がするのは自分だけかなぁ?


 メカ少女特集ということで、駒都えーじさんのメカ少女が表紙。
 しかしむしろ反応したのは、明貴美加さんの名前。
 知っている人は知っている、有名メカデザイナー
ガンダムZZナデシコなどでメカデザインを担当していた方ですが、すっごい昔(80年代後半)にモデルグラフィックス誌などでMS少女という連載をしていたんですな。女の子にMSの装甲を巧くプロテクター風にして着せているという代物。
 そう、今では駒都えーじさんや島田フミカネさんが有名ですが、元々は明貴さんが元祖なわけです。実はMS少女画集というのも発売されていたんですよ?<初版を持ってたりする

 他にも椋本夏夜さんや純桂一さんや松竜さんやごとPさんなどのインタビューが載ってたりと、個人的にはとてもお買い得だった逸品。
 とてもしあわせ。

*1:もちろんそんなに単純ではないですが、強く感じたのがそうであるというだけ