打ち○り? ちがう、続きが出ないだけだっ! …orz そのにょに

 昨日書いた文を読み返して気が付いたのですが、打ち○りと確定しているのは、実は数作品だけなんですよね。
 賞味期間が鯖なみに短いライトノベルですから、数年を経過してしまえば続刊が出ることなんて、ほぼないとは思いますが、サーラの冒険狗狼伝承みたいに復活することもないわけでもないわけで。(あと数年に一度発売する百聖星戦紀とかね)

 そういう淡い希望を抱いて溺死しろ昨日の続きといきましょう。
ところで手持ち作品から紹介しているので、数は多くないですし、特異な設定をもつ世界観の作品がほとんどなのは個人的な嗜好なのでその辺はご了解くださいな。


てくてくとぼく。旅立ちの歌 (富士見ファンタジア文庫)

てくてくとぼく。旅立ちの歌 (富士見ファンタジア文庫)

 枯野瑛さんの作品は透明な空気の壁の向こうのような雰囲気をもつ作品が多いのですが、これは淡々と進行していきつつも緩急をつけた演出が珍しい作品。
 地表のほとんどが砂漠となって古代文明の遺跡周辺に細々と人類が暮らす世界。
 かつて在った古代文明は機械工学が異常に発達した文明で、そこでは完全機械式人工知性とさえいえる自動人形もあったりしました。
 普通なら電子式コンピュータで人工頭脳が構成されそうなものだけど、この世界では完全機械式。つまり機械式時計やオルゴールの延長にある技術なわけで、このあたりが結構独特な雰囲気を出しています。
 良い雰囲気の作品なんですけどねー。

こころのかけら―夕なぎの街 (富士見ファンタジア文庫)

 一言で言えば和風ファンタジー錬金術がある程度発達した世界で、自動人形も登場します。
 食べ物がおいしそうに書かれているので、お腹がすきますw。
 作者さんは今夏に新レーベルから新シリーズを出されるそうです。
 売り上げ上がったら新装版が出てくれないかなー。


イリーガル・テクニカ(1)さまよえる賢者 (角川スニーカー文庫)

イリーガル・テクニカ(1)さまよえる賢者 (角川スニーカー文庫)

イリーガル・テクニカ(2) 賢者の条件 (角川スニーカー文庫)

 ロードームービー風巨大ロボットモノ。伊藤ベンさんのMH級に美しいデザインの巨大ロボットが縦横無尽に駆け回る! ということはあまりなかったりしますが。
 まぁ、この作品は作者さんが某種死のノベライズで忙しいだけだと思いますが。


ばいおれんすまじかる!―九重第二の魔法少女 (角川スニーカー文庫)

ばいおれんすまじかる!―九重第二の魔法少女 (角川スニーカー文庫)

ばいおれんす・まじかる!―恋の呪文は修羅の道 (角川スニーカー文庫)ばいおれんす・まじかる!―核の花咲く日曜日 (角川スニーカー文庫)

 バイオレンスな魔法少女という分野の先駆者。(魔法らしい魔法は使ってなかったような?)
 ただのコメディタッチというわけでもなくて、予想の斜め546度(3次元座標)のあたりでストンと落として感動させてくれる手腕はこの頃から巧い。
 設定の一部が後発のお・り・が・みと被っているのですが、同じ世界なのかは不明。


 出ないのは大人の事情と聞いたことはありますが、具体的な内容は知りません。
 蓬莱学園シリーズは新装版の予定があるとかないとかとの噂もちらほら聞きますけど、真相は闇の中。
 まぁ、出れば出たでいいことですよね?


とりあえず今日はこんなところデー