マブラヴ・オルタネイティヴPlay中

とてもおおきな、とてもちいさな、とてもたいせつな、あいとゆうきのおとぎばなし
(宣伝コピーより)

 一周目終了。
 選択肢にストーリー上の意味が無いとは聞いてましたがそれなら別にわざわざ作らんでもという気がしないでもないです。(全体として重厚な戦争物語なので息抜きとして作ってあるのでしょうけど。)
オルタ編は質・量ともに物語としては十分ですが、ただエクストラ・アンリミテッド編もある程度覚えてないとたまに意味不明だったりおかしさが判らない場面が出てくるのが大変です。


 マブラヴは並行世界を舞台とした物語として、シナリオ内でも並行宇宙理論のような説明がありますけど、いくらかおかしい部分があるんですよね。例えば因果律による並行世界の再構成です。
"原因が消滅するのでその結果である観測先世界も再構成される"というようなことが劇中で説明されています。しかし、並行宇宙論+確率時空論でゆくならば観測された結果によって世界が分岐して並行宇宙になるだけなので、原因が消滅して結果がなくなるのならば観測先世界が存在しなかったことになるだけだと思うんですよね。
このあたり、そのうちまとめてみようかな?

(以下ネタバレあり)


オルタ編やるとエクストラ・アンリミテッドで他ヒロイン攻略しづらいよ、ママン…。
純夏が痛々しくてさ。

オルタネイティヴ世界の登場ヒロインズに思うこと

「マブラヴ オルタネイティヴ」まとめWiki - アットウィキ
まとめwikiを見てふと思ったこと。
 オルタ編に登場したメイン・サブを問わずヒロインの誰一人としてまともに生き残っていないんですよねぇ。
 -生存確認:涼宮茜(重傷・姉と水月を亡くす)
 -生存?:宗像&風間(重傷で病院に搬送
 -五体満足:社霞・香月夕呼・悠陽&月読&3バカ

 五体満足組でも霞は純夏、悠陽&月読&3バカは冥夜を、そして夕呼はまりもを亡くしている。
 生存組で最高にダメージを受けているのは実は夕呼である。態度には一切あらわしていないが、後の彼女の行動・言動を見ていると良くわかる。またエクストラ世界(オルタ世界干渉後)の夕呼もまりもの死に取り乱している様子を見せていることから相当大事に思っているのは疑いない。

 -武が元世界より帰還後、拳銃を渡して自分を殺すことをしきりに促す。
 -まりもの戦死を非常に軽い口調で受け流している。
 -最終作戦時に人のいないところでまりもの遺影を抱えて見送る。
 -武が消滅段階に貼るところで拳銃を渡し、殺さないのかと問う。

 いずれも00ユニットが完成し、オルタ4計画が完全に軌道に乗った以後にこれらの行動が出ていることを考えると、1の時点で彼女は武に殺されたがっていることがわかる。それまでの自分の行いについては特にこたえた様子を見せていないにもかかわらず、まりもの死後オルタ4計画完成のめどがついた時からこれだけ見せている。
 自分の策略による想定外のまりもの死がよほどこたえたのではないだろうか?

[メモ]

 オルタ世界の発生条件って、純夏と結ばれない可能性全てを経験/通過したあとではないだろうか?
そうなると
「ふたりのタケルちゃんに愛されるなんて、わたし確率時空一の幸せ者だね!」
というのはまったくてんで偽り無い言葉になる。
 オルタ世界の純夏はほぼゼロに等しい可能性を潜り抜けて結ばれたんだなぁ…。
 …でもそうなるとオルタ4計画の成功確率って滅茶苦茶低いことになるね?