電撃文庫

C3‐シーキューブ〈9〉 (電撃文庫)

C3‐シーキューブ〈9〉 (電撃文庫)

 平和にお正月編。あ、暗黒ファンタジーカルタやりてぇ!!<ダメ人間
 そして酔った勢いのいんちょーさんが春亮に迫る迫る! いや、酔ってないような気もするけど。
 
譲れない思いを抱いての三人共闘バトルも良いけれども、オチが(水瀬センセにしては)わりとほんわかで読後感が良かった。ちょっと複雑な気分になるオチが多いだけに、絶大です。

それにしても116Pの挿絵は、いんちょーさん一人だけほぼ普段着なんですがw


付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

付喪堂骨董店〈7〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)

 ついにシリーズ最終巻。
 物語最大のナゾが明かされたわけですが……。きっついなぁ、これ。
(ネタバレのため格納)
 シリーズでもいくつか妙な展開(一巻"偶然"など)があったので、不思議には思っていたが、ループものだったとは気がつかなかった。
 咲が感じている重大な罪、刻也への態度。出会って一年ほどしか経っていないのに咲と刻也の完全に息が合っている夫婦ぶり。六巻で判明した咲のもつアンティーク。伏線はたしかにあった。
 でもよもやこう繋がるとは。
 ループすることで刻也は記憶を失い、咲は強制的に思い出させられる。いったいどれだけ繰り返したんだ? 咲はいったいどれだけの死を体験したんだ? そして、自分に課した誓約を破ってどれだけの思いで自殺したんだ?
 もう、ただのバカップルではない。もはや魂のレベルで繋がった一心二体ともいえる関係にまでなっているわけで。
 結末もハッピーエンドとはいえず、心が痛いけれおdも、納得のいく終わり方で。この二人は、永遠に繰り返すことになったのですね。
 
 ところで。
 咲ちゃんてば、ある意味で何十年も繰り返しているわけですが、精神的にはほとんど成長していないわけですね。
 接客スキルから服装の趣味からエトセトラ…。