角川スニーカ文庫

ダンタリアンの書架1 (角川スニーカー文庫)

ダンタリアンの書架1 (角川スニーカー文庫)

 魔道書が幼女になるというのは某デモンベインの偉大なる発明であり、それなりにネタとして使われてきてます。
 だが、そのネタに正面切って挑むのはさすが。性格もほとんどアル=アジフそのままですし。
 
 本(魔道書)にまつわる短編集で、基本的にどこから読んでもOK。
 主人公も書庫?も別に善人というわけではなく、ストーリーも勧善懲悪なんてことはなく、軽くブラックの入ったミステリー風味の軽ホラー小説といった感じ。
 角川スニーカーに連載されていたものらしいのですが、もちろん書き下ろし部分もあるようなので、連載を楽しんでいた人も買って損はまったくなしなんじゃないかな?

 しかし、最近のスニーカーはこういう魔道・怪奇ホラー系の作品が増えてきていますね。その系統の特化レーベルとして、ファミ通や富士見などとの差別化を図ろうとしているのですかね?