ノベルスとかマンガとか

 MF文庫とかSD文庫も早売りしているみたいですが、いちおう公式発売日前なので感想は後日。

女子高生=山本五十六 (ワニノベルス)

女子高生=山本五十六 (ワニノベルス)

 ネット界隈でちょっと話題になっているみたいなので読んでみた。
 if戦記ものとかなのかな?と思ったら、微妙に違っていてどちらかといえばオンラインゲーム戦記モノ?らしい。
 細部までわりと作りこまれていて、技術的にちょっとムリねぇ?みたいなところを除けば素直に世界観に没入できてけっこう面白い。
 主人公の性格がかつてのヤマモトヨーコに良く似ているけど、あそこまで傍若無人ではなくてむしろ冷ややかに裏から手を打って我が意を通すみたいな感じ。…ん? なんかすごく陰険な感じがするね?
 
 物語の主筋は第二次世界大戦のシミュレートをオンラインゲームで行うという形式に則って進むので、この巻ではまだ開戦前の準備段階。
 if戦記モノなんかではよくある唐突な技術発展や工業力の押し上げ、超兵器などは登場せず、むしろ生産開発整備や兵器体系の見直しといった地味な作業を準備するというのが珍しい。
 オンラインゲームのアバターたちはようはプレイヤーの分身なので、その思想や技術力を持ち込んで技術や工業力を押し上げることが出来るらしい。この辺はゲームであるという設定を巧く生かしているなぁ。
 また事実上の総指揮官である山本五十六=主人公(政治関係はプレイヤーでなくNPC)の持ち出した基本戦略がif戦記ではまずお目にかかれない斬新なもの。歴史が好きな人がちょっと分析すれば判る数値をみてこの発想を出来る人間はほとんどいないだろうなぁ。ウロコがオチルよ?

 と、日本=主人公サイドはわりと熱血プロジェクトX状態なのに対して、米国側=敵方があまりにザコキャラのステレオタイプがほとんどというのがちょっと萎える。トップは少し切れそうだけど、でもあからさまに負けフラグがぽんぽんと。ここらへん変えてくれるともっと面白くなりそうなんだけどなぁ。
 あと導入部の次代の指揮官育成云々は今のところ理由付けの一つ以上ではなく伏線にしてはちょと関連性が見えなさすぎな気が。



 アフタヌーンで15年間連載していたマンガの完結編。
 てゆーか、これ自分が高校ぐらいの時に連載はじめたマンガだよ(汗
 休載が多かったからなぁ。
 連載当初からいろいろと謎と捻じれた展開をしていたけれど、読み返してみたら、整合性どころか実に少年漫画的な展開だったんですね。
 ところで最終巻後半のマザクさん、ノリノリである。シリアス展開の多い人だったのに(汗


ムダヅモ無き改革 (近代麻雀コミックス)

ムダヅモ無き改革 (近代麻雀コミックス)

 麻雀はしない人だけど、つい勢いで買ってしまった。
 配牌の意味判らなくてもムダに熱い展開が大和田先生である。
 ところで小泉ジュンイチローの使う技ってイカサマじゃないの?<きっと禁句


ブロッケンブラッド 3 (ヤングキングコミックス)

ブロッケンブラッド 3 (ヤングキングコミックス)

 毎回毎回毎回非常に扱いが微妙なネタでハイテンションに暴力の嵐が吹き荒れる女装魔法少女モノも三巻ですねー。短期集中連載なので年に一冊しかでませんけど。
 あの超シリアスでダークなユーベルブラットと同一の作者とは思えない……。
 ギャグマンガ*1がデビュー作らしいですけど