今月の富士見F文庫

 第二エピソード、その初巻というだけあって怒涛の展開。
 なるほど、これならば前巻まではたしかに物語の下準備にしかすぎないといえるなぁ。
 今まで流れてきた謎も解明されると同時、そこに謎が足されていって先々が楽しみ。
 そういえば初巻から一年半も経つんですねぇ。
 物語としては最初から面白かったのですが、最近になって設定の出し方が巧くなってきています。
以前はまるで後付け設定ですといわんばかりに伏線もなしにぼんと出てきていて、欠点というかあらでちょっと気になっていたんですが。


 そういえば、これに合わせたというわけではないらしいけど、今月から富士見の装丁が大幅にデザイン変更されててよくあっています。
 いままでの定型フォーマットもけっこう好きでしたが、装丁デザインの自由度が飛躍的に上がっているみたいですね。その分だけデザイナー・編集者の苦労が増えそうですけど。



H+P(1)  ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫)

H+P(1) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫)

 殺×愛風見周の新シリーズ。一迅社の方もそうですが、ラブでコテコテのコメコメであったり。
 アタマ空っぽで読めるこのヒドサはもう頭を抱えるしか(注:褒めてます)


 短編集。うん、いつもどおりで安心…なんだけど、本編はいつだろう?


緋色のルシフェラーゼ  彼女は恋の魔王!? (富士見ファンタジア文庫)

緋色のルシフェラーゼ 彼女は恋の魔王!? (富士見ファンタジア文庫)

 年下の男の子に転がりまくる女子高生物語。