雑読

このライトノベルがすごい! SIDE-B

このライトノベルがすごい! SIDE-B

 「このライトノベルがすごい!」の増刊号。
 書いているライターの大半が見覚えがある気がするけどw
 考えてみると自分はすごい人たちと面識があるんですねぇ。
 というか極楽トンボさん、こんなにいろいろ書いていて本業のほうは大丈夫なのだろうか?
 睡眠削ってたりしていそうだ(汗

 それはともかく内容は主としてこのラノ2008で栄冠に輝いたフルメタルパニックの特集。
賀東さんと四季さんの対談インタビューが面白い。こういう風に作られているんだみたいに製作秘話的な話が盛りだくさん。
 もう一つの特集は「文学少女」。
 同じく作者インタビュー。読み応えがかなりある内容。
 今月末に最終巻が発売されるようで。
ほかにはイラストレーター特集があって、こちらは少し珍しいかも。
〝我が心の師〟椋本夏夜さんのインタビューがうれしい。
惜しいのはカラーページの発色が今ひとつだったこと。コスト的な問題だからしょうがないといえばしょうがないけど。そういえばソルフェージュは買うだけ買ってやってない…(汗
PSP版がでるそうなのでやろうかな。PSPもいつまでも長門クロック専用というのは勿体無いし(汗

他のイラストレーターさんは宮城氏と文倉十氏。


他の特集は「LOVEこそすべて!!」と題された様々なヒロインタイプの紹介。そっかー、無表情娘はクール系に属するのかー。
 今は亡きソノラマ文庫の追悼?特集も感慨深いものがあったり。そりゃエリアルとか聖刻1092とか読んでいた世代ですから。
 あとこのラノの05-08年の一覧表を見ていて思ったのですが、「ウィザーズブレイン」は期間に入ってればいちおうTOP20には入っているのですな。非常に微妙な位置ですけど(汗



Fate/Zero material (書籍)

Fate/Zero material (書籍)

Fate/Zeroシリーズの設定・ビジュアル集。つくりはいつもどおりで素晴らしいのひとこと。
ただ一般流通していない書籍の設定集が一般流通というのはどうなのかなぁ?

全体を一言で言えば「愛されているなぁ、ウェイバーくん」
いや、ほんとこの一言に尽きるかも。Fate/Zeroは切継と綺礼の物語であると同時に彼の成長物語でもあったわけだから。
 しかしアイリスフィールの苦手なものが節約はともかく交通安全というのは……。
 
 用語集がいつもどおり楽しいのだけれども、書いているのは虚淵師。自ら月厨を名乗るだけにそのノリが全く違和感がなかった。
 アドミラブル大戦略の項が笑った。あれはかつてSLG全盛時代を知る人には苦笑モノです。



フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

 小川一水さんの最新SF短編集。

 時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)の外伝や天涯の砦 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)の数十年後の世界におけるちょっとした冒険など気楽に読める短編がいくつか。どれもこれもちょっとした不条理さやコメディがはいっていて、気楽に読めるSF作品といったところ。