今月の電撃文庫新刊

ウィザーズブレイン新刊が10月に出るらしい!!!
(電撃の缶詰より)
いつもながら微妙なタイミングというか、ほぼきっかり一年単位というペースを守っているなぁ。
で、下巻はたぶん半年後だよね?*1


 さてウィザーズブレインはさておき久しぶりに新刊レビューというか気に入ったものの一言紹介。たぶん三ヶ月ぶりくらい?
いや、読んではいてもなんか時期を失して書く気がなくなっただけともいいますが。
あいかわらず新人・新シリーズ優先で。

[rakuten:hyoutan:10013290:detail]

 まったり現代不思議ファンタジー。なぜか人に幸運を分け与えることが出来る少年との日常交流。
書くとこれだけだけで、後半には少し緊迫したやり取りがあるけどもおおむねまったりのんびり。
章ごとにゲストキャラが異なっていて、短編集のようなつくりになっていて読みやすい。その代わりというわけでもないだろうけどレギュラーとなるサブキャラがちょっと弱いかな?
雰囲気は良いので次の作品に期待。

 たぶん一番人気が出そうだなぁと思ってたら案の定評判いいみたい。
 妹ものにしては逆方向からのアプローチというのは珍しいかも。
 題名も内容にあわせられていて実にいいですね。笑いながらも熱血。
 ラストページの挿絵と文章が完璧といっても良いくらい素晴らしい。

 設定的にも次が期待できそうで楽しみ。


僕は彼女の9番目 (電撃文庫)

僕は彼女の9番目 (電撃文庫)

 轢逃げ犯の正体はサンタクロースでしたという衝撃の出会いから始まるラブでコメな話。
 しかしサンタはいちおうヒロインだけど、実ヒロインは隣の幼なじみというダブルヒロインブコメ
 …正直消火言っていてもコレくらいで終わってしまうなぁ(汗 あとはネタバレになりかねないし。
 サンタクロースの設定など調べておくと面白いかも。九匹のトナカイの名前とかなっ!

 余談ですが、題名の由来が劇中で明かされていますけどちょっと説明的に苦しいかなぁと思ったり思わなかったり。零番目とか?
 あと「ダッシャー」と書かれると<鉄拳皇女>(@タツモリ家の食卓)の掛け声を思い出してシマイマス。


 藤原祐さんの新作。
 椋本夏夜さんの枝とほぼ自動的に買ってしまうのであった。た、たとえそれがどんなに地雷であってもなっ!!(血涙*2

 しょっぱなからちょっと伝奇モノっぽいプロローグから始まり、しかし普通の学校生活が書かれてさて日常がどう破綻するのかと身構えていたら、予想の斜め上をいかれた……。
 あいかわらずえぐいなぁ……。


C3―シーキューブ〈4〉 (電撃文庫)

C3―シーキューブ〈4〉 (電撃文庫)

いんちょーさんの時代が……終わってしまった。
 出番がほとんどない……。
 だがしかしその分だけ台詞の破壊力がダンチだっ!!!!
 このセリフだけでこの巻全ての物語を吹っ飛ばしたといっても過言ぢゃないねっ!<過言です

*1:そんなわけは…ないと思いたいなぁ

*2:何とは言いませんが