GA文庫とデュアル文庫

ガッツ&ブラッド 蒸気帝国騒動記 (GA文庫)

まさか続編が読める日が来るとはっ！！
　あいかわらずの熟練の技です。一気に読んでしまった。
　前作は内容は大好きだったんですが、パッケージングを間違えていたとしか思えなかったので売れないだろうなぁと。案の定、一年以上音沙汰なかったので続編はなさそうだなぁと思っていたら、二年越しで続編が読める日が来るとはっ！！！

　さて、内容は相変わらずのスラップ・スティックコメディ。
　ドリフばりの連鎖倒壊ノンストップで主人公が酷い目にあうのですが、その栄えある役目が……。

　前作は冴えない妻子もち中年オヤジというライトノベルにまずない主人公だったのが、今回は副長ハイデマリー。
　前作でも巻き込まれて酷い目に遭った上に左遷までされた薄幸の女騎士、今回はさらに酷い目にあいます。
　というかやることなすこと全て悪い方向に……。まぁ、少しは自動自得ですけど。

福音の少年―放課後のアポストロス (徳間デュアル文庫)

　福音の少年の最新刊。
　旧ぺんぎん書房版での最終巻にあたるらしいですが、なぜか手元にもってない…買い逃した？
　基本的にどんな悪人でもどこか善い人が多い登場人物に本格的にイヤなキャラが登場というか本格始動。
　大掛かりで複雑な伏線／設定と人間関係が素晴らしい一方で、そのややこしさであれダレだっけ？というのが頻繁にあるのが難点。
　しっかしあいかわらず世界観設定が凄いなぁ……。