電撃新刊そにょに

カレイドスコープのむこうがわ〈2〉 (電撃文庫)

カレイドスコープのむこうがわ〈2〉 (電撃文庫)

「義理じゃないけど、チョコいる?」の名言を生み出した「カレイドスコープのむこうがわ」の続編。
 どちらかといえばまったりと短編が進む……と思いきや、倦怠期に入った大長編連載必須のアノ展開がっ!!
 一巻がヒロインの告白?がテーマとするなら、二巻はにぶちん主人公の大告白というか失恋というか。
 いいなぁ、初々しくて。
 若いころにしか出来ないですよ、こんな経験*1
 今回で完結と言うのも惜しい気がするけど、作者さんが書くようにこれでちょうどいよい終わり方であるかもしれない。
 なかなかきれいに終わることの少ないライトノベルにしてはとてもよい終わり方でした。
 これはぜひ読んで欲しいなぁ。


扉の外〈3〉 (電撃文庫)

扉の外〈3〉 (電撃文庫)

 うーん、不完全燃焼。
 一巻がまぁまぁ、二巻がわりと良い感じで来たのに、三巻が今二つ。
 一巻のときもそうだったが、結局のところ主催者?の思惑がさっぱり見えない。
 それならいっそばっさり切ればよかっただろうに中途半端に書いてしまって、余計に蛇足感が。
 各巻のストーリーラインの統合もされていないし。
 これはたぶんあと三冊くらいの構想があったんじゃないだろうか?
 ちょっと惜しいなぁ。

 次シリーズに期待。

*1:自分はもちろんこんな経験はしたことはない