SD文庫新刊

 今回購入したのは司書と薔薇の二冊

戦う司書と虚言者の宴 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と虚言者の宴 (スーパーダッシュ文庫)


既刊
戦う司書と恋する爆弾 (スーパーダッシュ文庫)戦う司書と雷の愚者 BOOK2 (集英社スーパーダッシュ文庫)戦う司書と黒蟻の迷宮 (スーパーダッシュ文庫)戦う司書と神の石剣 (スーパーダッシュ文庫)戦う司書と追想の魔女 (スーパーダッシュ文庫)戦う司書と荒縄の姫君 (スーパーダッシュ文庫)

 戦う司書シリーズ最新刊。
 二年間で七冊とまぁまぁのペースで刊行されるのだけれども、出来が安定している上でどの本もかならずサプライズがあって、いつも楽しみ。
 今回も実に面白かった。
 端的に言うならば、挫折する15才と出会う前に勝利した普通の女といったところ?
 派手な戦闘シーンはほとんどなく、その代わりに今まで出て来たいろいろなヘンなアイテムのフル活用やら、結構な量の伏線回収やらとシリーズ折り返し地点のような大転回点が静かに登場みたいな。
 
 また過去と現在の物語を同時進行させる形式で進めているのだけれども、時間がきちんと表記されているのでそれほど混乱はない。というか、この時系列入れ替えが読者のミスリードをさせるためだけでなく、最初の問題提起の解を隠すために意図されていたというは最後まで気づきませんでした。
 すばらしい。実にすばらしい。
 早く続きが読みたい。


薔薇色にチェリースカ (集英社スーパーダッシュ文庫)

薔薇色にチェリースカ (集英社スーパーダッシュ文庫)

 銀盤シリーズの海原零さんの新シリーズ。 ……ブルーハイドレイドは?
 シリーズ第一作目なので、どちらかといえばキャラ紹介編のような感じ。
 ボス・中ボス登場、雑魚キャラとの掛け合い、メインヒロイン・サブの位置づけというような。
 いまのところメインヒロインが動物からの変身系なのが目新しいくらいかなぁ?
 サブヒロインがわりとイイ味だしていますが。主人公に告白して玉砕キャラを見かけたのは久しぶりな気がする。
 あと敵の中ボスが美人腹黒系(自覚なし)でいきなりスカート強奪パンツ丸見え挿絵が描かれたのは、やはり絵になるからだろうか?
 ところでサブヒロインの絵がさっちん@月姫に見えてしょうがない。いや、気のせいなんだろうケド。