HJ文庫とかー
- 作者: 寺田とものり,Ein
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2006/11
- メディア: 文庫
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※以下の文章は風邪でハイテンションになっっているダメ人間が書いたものであり、内容については一切保障しないどころか読まないほうが幸せかもよ?
(ちょっとネタバレあり)
バカップゥー爆誕!!
いいね!! 甘々だね! ストロベリーだね! 青春の一ページだね! いえっひー!!
お姉さんで綺麗で生徒会長でバカップゥーでストロベリーで恥ずかしがりやでロボ!!(ここ重要)
しかもお父さんにたずねていわく
「この身体ってさ。えっちなこと、で……できるの、かな?」
最強だね!!
むしろ凶器!!
そりゃ、ビール噴出すわっ!
先輩の女の子が一目ぼれでバカップゥー。
どこかの護くんみたいな物語展開だけど気にならん、むしろこっちが好みだねっ!
出会いフラグが女の子(当て馬)を助けようとした主人公のピンチに救いの手が!というありがちイベントだけど気にならないねっ!
というかこの手のイベントはフィクションだからこうなるのであってリアルだとむしろ助けた女の子に裏切られることが多いような気がするけどねっ!
痴漢から助けてあげた挙句、痴漢として突き出された日にはもうお先真っ暗だね!! まぁ、ちゃんと回避したけど!!
うん、世の中やっぱりルックスなんだよねと教えられた二十歳の青春ストーリー!!
……こんな青春いらねぇよっ!←※フィクションと現実が混同されています
さて、まぁストーリーはバカップゥー爆誕!で済む(それだけではないけど)んだけど、設定がなかなか興味深い。理論や用語や歴史などがいろいろ登場する割には、系統立てて説明されていない。この辺はわざとであるらしく、今後の展開に絡むみたい。
面白いのは現代世界風でありながら微妙に外れている地名と歴史。
いちおう現代の東北地方がモデルのようであるけれども、県名や地名が違っていたり、統治機関の実態が不透明であったりと興味深い。
中でも、作中で「女王」と呼称されている〝人物〟。主人公の言葉を借りれば「誰でも知っている有名人」なのだが、それがいったいなんであるのかは説明されていない。この辺も今後の伏線かなぁ?
他には「番長能力者」。これもまたなにやらもの凄い字面と凄まじい特殊能力の持ち主たちであり、しかも主人公達の住む地域(国?)の成立に関わっていると明言されていながら、実は誰も出てきていない上にわざわざ説明を避けている。どうストーリーに絡んでくるのか、今後の展開が気になりますねぇ。
さて、作者の寺田とものりさん。調べてみたらかのハイテンションギャグコメディの傑作「風水先生Dr.このは」の原作者さんみたいですね。
なるほど、新人さんにしてはおかしいくらい文章が書き慣れていたわけですw
そういえば絵師Einさん。初めて知ったのは「WSW EXODUS」(富士見ファンタジア文庫)なのだけど、当時は正直言ってメカはともかく人物はかなり首をかしげる感じだったんですが、ここ一年で急激に自分好みな感じになってきていますね。……男はあまり変わっていないような気もするけどw
ちなみに挿絵はビールを噴出すお父さんのシーンが一番気に入ったw
とにもかくにも二巻が楽しみー。