富士見新刊とか

　いつもどおり、シリーズモノ最新刊や定評のある方は外しておきます。
　ああ、ダークエルフの口づけ―ソード・ワールド・ノベル (富士見ファンタジア文庫)は設定や物語がけっこう良かったです。
　で、ロケットガールはいつの間に発売延期に？

SLASH/DOG〈1〉スラッシュ・ドッグ 胎動 (富士見ファンタジア文庫)

　電蜂 DENPACHI (富士見ファンタジア文庫)でデビューされた新人さんの二作目。
　前作は個人的には及第点程度の評価だったので、ここでは取り上げていない*1のですが、今作ではだいぶ良い感じに。

　前作は複雑構成な物語に挑戦してみました！という意気込みは感じられたけれども、なんか全体的に物語が散漫な感じを受けた上に文章も読みにくくて、いまひとつでしたが、今作は逆に物語はシンプルに、でもいろいろ伏線は張って練りこんでいるよ？という感じに。この辺は個人的には好評価。
　キャラや、敵方の設定などもなかなかエグく、意外性などもあることはあるのでこの辺も好評価。
　でも、全編通すと物語の印象があまり強く残らない。とりあえず評価は次巻以降に持ち越しですかね。

可愛い魔獣、飼いませんか?―あめーじんぐ・はいすくーる (富士見ファンタジア文庫)

WSW EXODUS ――地平の涯へ、ぼくらは転がり続ける (富士見ファンタジア文庫)でデビューされた新人さんの一年ぶりの新刊。
　ちなみに前作は、こーゆうことはこのページでは書きたくないけど、ホントーに書きたくないけど、いや、悪い評価とかは本当にマジで挙げたくないのだけれどもというかそういう本はそもそも挙げない方針なのだけれども、webでテキトーに探してももっと上手い人がいるでしょ？てくらいの地雷でした。

というわけでレッツ、マインドセット♪
これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、これは芦俊氏の画集、……

OK,さぁ逝くぞ、諸君！！

……

　アア、思ッタよりはワルくナイですネ？　HAHAHAHAHAHAHA！！（アメリカ笑い）
挿絵が多くて、プリティでムチムチなおにゃのこーがイッパイdeath！！

　まぁ、少し真面目に書くと、前作よりは物語構成や文章などは遥かに上手くなっている。だけど、物語自体がそれほど面白くない。
　なんというか、小説を書いたことのない人のアドバイスを受けて、無編集のプロットそのまま書いてみましたという感じ。ここ、こうしたら面白いでしょ？みたいな。
　なんかイラスト買いの人が買って、売り上げが出るものだから続刊というオチになりそうな気がする。
　コミカルで、でもちょっとダークな裏もあるよという物語の雰囲気はわりと好きなんですけどね。それだけにいろいろと商業レベルにまで達していないのが惜しい。この作者さんはもうちょっと修行してからデビューしたほうが、良かったのではないかと。ちょっと磨けばよさそうな点もあるだけに、惜しいというか、このままいくと不幸な結果になりそうで……。

　まぁ、その、積極的には薦めませんが、芦俊氏のかわいい挿絵に魅かれる人はどうぞ、というところですな。

*1:ちなみにこのページで取り上げる作品の基準は〝人に勧めても損はさせないと思えるほどに気に入ったもの〟。