レーベル別デビュー作家追跡調査 電撃文庫

電撃小説大賞

受賞年 作家名 受賞作(発売名) 最新作 発刊数(2006年7月現在) 備考
2000年 佐藤ケイ 天国に涙はいらない (電撃文庫) 私立!三十三間堂学院〈3〉 (電撃文庫)(2006年3月) 16作品 3シリーズ
2000年 渡瀬草一郎 陰陽ノ京 (電撃文庫) 空ノ鐘の響く惑星(ほし)で (11) (電撃文庫 (1286))(2006年7月) 21作品 3リーズ
2000年 三枝零一 ウィザーズ・ブレイン (電撃文庫) ウィザーズ・ブレイン〈5〉賢人の庭〈下〉 (電撃文庫)(2005年9月) 7作品 1シリーズ
2000年 御堂彰彦 王道楽土 12DEMONS―12の悪魔 (2) (電撃文庫 (1181))(2005年11月) 3作品 2シリーズ、2004年デビュー、奨励賞
2000年 海羽超史郎 天剣王器―Dual lord,reversion (電撃文庫 (0571)) ラスト・ビジョン (電撃文庫)(2001年10月) 2作品 2シリーズ、奨励賞
2001年 田村登正 大唐風雲記―洛陽の少女 (電撃文庫) ブラックナイトと薔薇の棘 (電撃文庫)(2003年7月) 4作品 2シリーズ
2001年 うえお久光 悪魔のミカタ―魔法カメラ (電撃文庫) シフト〈2〉世界はクリアを待っている(2006年6月) 15作品 2シリーズ
2001年 有沢まみず インフィニティ・ゼロ―冬‐white snow (電撃文庫) いぬかみっ!〈9〉ハッピー・ホップ・ステップ・ジャンプ! (電撃文庫)(2006年4月) 13作品 2シリーズ
2001年 高橋弥七郎 A/Bエクストリーム―CASE‐314エンペラー (電撃文庫) 灼眼のシャナS (電撃文庫)(2006年6月) 17作品 2シリーズ、奨励賞
2001年 鈴木鈴 吸血鬼のおしごと―The Style of Vampires (電撃文庫) サンダーガール!〈2〉牙の鳥 (電撃文庫)(2006年3月) 11作品 3シリーズ、奨励賞
2002年 壁井ユカコ キーリ―死者たちは荒野に眠る (電撃文庫) キーリ〈9〉死者たちは荒野に永眠る〈下〉 (電撃文庫)(2006年4月) 10作品 2シリーズ
2002年 高野和 七姫物語 (電撃文庫) 七姫物語〈第3章〉姫影交差 (電撃文庫)(2005年5月) 3作品 1シリーズ
2002年 成田良悟 バッカーノ!―The Rolling Bootlegs (電撃文庫) がるぐる!〈下〉―Dancing Beast Night (電撃文庫)(2006年5月) 17作品 7シリーズ
2002年 坂入慎一 シャープ・エッジ―stand on the edge (電撃文庫) F エフ〈2〉 (電撃文庫)(2006年2月) 5作品 2シリーズ、奨励賞
2002年 神野淳一 シルフィ・ナイト (電撃文庫) ルーン・ブレイダー!〈3〉 (電撃文庫)(2005年3月) 5作品 3シリーズ、奨励賞
2003年 有川浩 塩の街―wish on my precious (電撃文庫) 図書館戦争(2006年2月) 4作品 4シリーズ、単行本
2003年 柴村仁 我が家のお稲荷さま。 (電撃文庫) 我が家のお稲荷さま。〈5〉 (電撃文庫)(2005年10月) 5作品 1シリーズ
2003年 沖田雅 先輩とぼく (電撃文庫) 先輩とぼく〈0〉 (電撃文庫)(2005年12月) 6作品 1シリーズ
2003年 水瀬葉月 結界師のフーガ (電撃文庫 (0925)) ぼくと魔女式アポカリプス (電撃文庫)(2006年2月) 4作品 2シリーズ、奨励賞
2003年 雨宮諒 シュプルのおはなし―Grandpa’s treasure box (電撃文庫 (0926)) 夏月の海に囁く呪文 (電撃文庫 (1178))(2005年11月) 4作品 2シリーズ、奨励賞
2004年 七飯宏隆 ルカ―楽園の囚われ人たち (電撃文庫) 座敷童にできるコト (6) (電撃文庫 (1292))(2006年7月) 7作品 2シリーズ
2004年 長谷川昌史 ひかりのまち―nerim’s note (電撃文庫) 水晶宮殿―nerim’s note〈3〉 (電撃文庫)(2006年1月) 3作品 1シリーズ
2004年 結城充考 奇蹟の表現 (電撃文庫) 奇蹟の表現〈3〉竜(ドラゴン) (電撃文庫)(2006年2月) 3作品 1シリーズ
2004年 白川敏行 シリアスレイジ (電撃文庫) シリアスレイジ (4) (電撃文庫 (1295))(2006年7月) 4作品 1シリーズ、奨励賞

※題名にナンバリングがあれば同シリーズ、題名が異なれば別シリーズとして数えている



電撃小説大賞受賞作家生存率計算

 受賞作家は総勢24名。

 2006年7月現在で1.5年以上新作の発刊がない作家は田村登正海羽超史郎の2名

(敬称略)

従って、2006年現在の生存率は

22名(生存作家数)/24名(受賞者数)*100(%)=約91.7%

逆に脱落率は8.3%となる。

また受賞一作目での脱落はなし。脱落作家のうち最小刊行数は2冊。

電撃小説大賞受賞作家傾向考察

 富士見ファンタジア・角川スニーカーと比較して脱落率が驚くほど低い。選考委員奨励賞の受賞者が毎年あるのだが富士見ファンタジアと異なり、脱落した作家が一名とほとんどいない上に、人気シリーズを刊行する作家が出ている。
 また特徴的なのが複数シリーズの並行刊行が少なくないことで、作家の執筆速度と販売数(人気)によって許可が下りているのではないかと思われる。逆に数年間隔で刊行されるシリーズもあり、一定の人気があるならば作家の執筆自由度が高いのではないかと思われる。