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- 作者: エリザベス・ムーン,斉藤伯好
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/08/25
- メディア: 文庫
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ストーリーもちょっと意外性がある
主人公が士官学校を素行不良で追い出されて、実家からはボロ船と貨物を売って帰ってこいやと追い出されて、途中寄港した惑星では戦争に巻き込まれて、しまいには宙賊にのっとられそうになって大ピンチみたいな?<端折り過ぎ
トリシア先生シリーズやハートデイズナイツの南房秀久先生の新シリーズ。
ちょっとエロエロ。
というか絵柄が好みなので某デビルよりエロいと思う。直接描写はないですけど、行為はしているし。(そのうえ挿絵はかなりギリギリ)
…最近の富士見Fはそういう方向に進んでいるような? いや、原点回帰か?
それはさておき、一巻ではとりあえずキャラ&世界設定の紹介程度でしたが、二巻において物語の主題らしいものに触れる。
この世を守る"調停者"と"破壊者"が世界の終焉をかけて戦わなければならないという運命を予言されている世界。
"調停者"は既に覚醒し、実力は申し分ない一方で、"破壊者"である主人公は未熟で調停者の足元にも及んでいない。そして、この世を破壊すると予言されてもピンときていない。
そんな彼は"調停者"が指揮を執る特殊部隊の一員として相棒をからかいつつ王都の秩序を守っている日常が一巻。そして急転直下の二巻。
この巻の最後で、彼はある告白からある決意をする。淡々と書かれているけれども、ここはライトノベルの中でも屈指の名場面に入るのではないだろうか。
続きがとても楽しみ。