たまには古い作品を読んでみるのこと

 先日の日記を書くためにパンツァーポリス1935のことを調べていて、ふとイラストがしろー大野氏であるのを思い出した。同氏がイラストを担当した作品にリムーブカース〈上〉 (電撃文庫)があるのだけれども、これはお気に入りの作品の一つである。
 DADDYFACE (電撃文庫)伊達将範氏の作品なんですが、燃えと哀と愛が同時に並立していて、ライトノベルならではの良い物語だと思う。
 実は世界観(設定)がダディフェイスと共通している*1のだが、荒唐無稽さはダディフェイスと並ぶくらい凄いのだけれども、同時に哀しい物語でもある。
 平凡極まりない女子高生の前に突如現れたガクランの大男。彼は黒い大剣を担ぎながら一言。お前を殺しにきたと。
彼と彼女の間には遥か太古からの因縁。それは…?というような話。
 ダディフェイスから女性陣(特にコメディ分)を取り除いて、シリアス分を足した感じ。
 絶版になったのかは判らないけど、だいぶ手に入りにくいのは事実。見つけたら買って損はないと思う。

*1:ツーポイント特佐や古代遺物、赤い大剣を持った黒い剣士の話など