プリンセスの義勇海賊

 秋山完先生の久しぶりの新作。調べたら2003年4月の吹け、南の風〈3〉開戦への序曲 (ソノラマ文庫)以来でした。
 なおソノラマ文庫ではなくてソノラマノベルスなので見逃しそうになりました。たまたま新書ノベルスコーナーに寄って気が付きましたよ。
 同時発売は笹本祐一先生の小娘オーバードライブ〈1〉 (ソノラマノベルス) 書き下ろし短編とむっちりむうにぃ先生の挿絵がついてお得。
 まだ読みかけのなので内容は触れませんが、扉の一文が気にいったのでちょっと引用。

――この話は、広大な銀河にひしめく星間国家の
ごく一部の国――ちっぽけな三つの公国にまつわる、
冒険好きなプリンセスと現実的な義勇海賊との、
きわめて個人的なエピソードの一つにすぎない。

渋い…。これが、いぶし銀の味というものかっ