涼宮ハルヒの驚愕 読了

パジャマな長門かわいいなぁ〜
頭なでまわしたい。


ようやっと発売された驚愕ですが、四年も経っていたんですねぇ。
(以下ネタバレ含む)

面白かったー。
四年を待ったかいがあるかといわれると少し微妙ですが、かわいい長門がいろいろみれたし、まんぞくまんぞく。
パジャマ姿やぽすんと枕にたおれこんだり、心情を吐露したり、初めて自分の意思でキョンの要請を退けたり。
猫と戯れたり、キョンの妹と遊んだりと、自発的な行動も増えてきて、すこしづつ成長してきているのがみえてかわいいなぁ。
消失以後の彼女は本当に少しづつ、少しづつ成長している。
行動決定権をキョンに依存していた彼女が、彼の意思をはっきりと退けたのはちょっと感動した。


久しぶりのハルヒシリーズですが、キョンの述懐やら表現の言い回しの多彩さに少し驚き。ほかの巻を確認すると似たり寄ったりで、キョンは実に教養あるなぁと。
それに負けていないのが佐々木嬢。言葉は少ないけど、論理と判りやすい言い回しは、これもまたちょっと感嘆。
ハルヒは明快な断定口調で気持ちよいのだけど、ちょっと独りよがりなところがあるし、小泉君はロジックと韜晦が強い。
長門は言葉が足りなさ過ぎるしね。
え、みくる? 彼女は狂言回しでしょう?

ストーリーは複雑……に見えて、実のところそうでもない上に、終盤で小泉君の解説もあるしで読み終われば疑問点もほとんど生じない。

しかし、ハルヒ半パネェなっ!
分身つくりだすってどんだけ〜。