時計のオーバーホール

オーバーホールに出していた懐中時計が手元に帰ってきました。……半年ぶりに。
運送中にちょっと世界を三周くらいしていたらしいです。
まぁ、無事に手元に帰ってきたのでよしとしましょうか。

英国スミス社製の手巻き式懐中時計で、1950〜60年代に製造されていたものですから、およそ半世紀前の製品。
当時の普及製品なので高級時計というわけではないですが、価格はそれなりにしたんではないかと推測。金メッキや鏡面仕上げといった派手さは全くありませんが、作りが本当に丁寧です。
シンプルなデザインとゼンマイと歯車の良い音がするので、お気に入りな一品。

友人に機械式時計が好きなんですよと話していたら、その父君より古い懐中時計でよければといただいた代物。
以来七年ほど愛用しています。
実は愛車ミニさんのメーターも同じスミス社製で、ミニ乗りの中にはスミス社製時計をそろえる人も多いらしいのですが、自分の場合は時計の方が先ですw

表面にはそれなりに傷がありますが、内部機構には全く問題なく、ゼンマイの巻き上げとたまに注油するだけで、きちんと動きます。
機械式時計は頑丈ですな。
今回はずいぶん長くオーバーホールに出していなかった*1ので、本格的な整備にだしたわけですが、半年も帰ってこないとはおもわなかったよ。
壊れても部品交換ですむし、その部品も最悪の場合は特注できるのが機械式の良いところ。
ヒトの体も部品交換できたらいいのになぁ……<脳みそ変えろ

*1:機械式時計は二〜三年毎に時計師による分解整備が望ましい