女子高生=山本五十六リローデッド2
女子高生=山本五十六リローデッド2 (AXIS LABEL)
- 作者: 志真元,長森佳容,鷲尾直広,神奈備祐哉
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2010/09/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ふらふらな状態でも、本欲に負けて近所の深夜営業書店に寄ったらあったので購入。今見たら21日が正式発売日なんですね。
感想:どーしてこうなった?
(以下ネタバレのため隔離)
あいかわらず古今東西アニメから軍事までネタの宝庫。元ネタのわからないもの多数(汗。
「鷲は舞い降りた」ぐらい有名なら、わかるんですが。
どーしてこうなった そのいち
不気味な言動キャラ・赤城繁が登場。
挿絵や言動の雰囲気から「カイジ」の登場人物かと思ったら別シリーズの方でした。麻雀漫画はまったく読まないからなー。
ミリタリーや、萌え・美少女とかそういうものもない作品からの参戦というのもすごいね。しかもメインストーリーには絡まないし。だからこそのネタキャラでしょうが。
ところで小沢提督が見つけた逸材ということになってますが、まさか小沢さんネタキャラということだけで確保したということは……ないよね?
どーしてこうなった そのに
俺の嫁宣言。
長門・綾波・いまなら敷波も入りそうですが。あれ、赤城も伊吹も葛城もはいっていいんじゃないの?
同じ戦隊の人が、嫁宣言についてよくわからないと云ってますが、船乗りは多かれ少なかれそういう愛情をもつものじゃないかなと思うんですけどね。
どーしてこうなった そのさん
シスターズ戦線離脱。
……あれー? どーしてこうなった?
いや、反撃は、反撃はどうしたんですか!? やられっぱなしで終わるんですか!?
一矢報いるくらいはやってくれる子たちだと信じていたのにっ!
最後までどうしようもないダメな子たちでした。
ハルゼー君の中の子は、本当にいいところなしで終わったなっ!
しかし、予算流用で吊るし上げとはね。
日本側でやたら会議や報告書の描写があるわりに、シスターズがずいぶん勝手に技術開発や製造計画をいじくっているのが妙だなと思っていたのですが、それが伏線だったんですね。議会承認やら担当者との折衝場面がなかったので、二本以上に複雑怪奇な予算システムをどうしているのかと。
その答えがいまここにっ!
というか、こいつら本当にゲーマーなのかね? ゲーマーならゲームシステムを理解してそのシステムの盲点を突くくらいのことやってくれないと。
そして前シリーズで真切り札としてもったいぶられていた切り札。
使われないままさらされたわけですが、カーチス・ルメイは判る。このゲームシステム(ロールプレイングゲーム)では、地位と権力は重要ですから。
しかりトーマス・ランフィアですか。というか、解説されるまで誰?状態でした。
山本五十六を打ち落としたパイロットと説明されて、意味がわからない。
しばらく考えたのですが、シスターズたちがカードゲームのように特定キャラへの特殊技能があるのだと勘違いしていたのでは?と考え付きました。正解はよくわかりません。五十美への怨念だけじゃないと思うんですけどね。
なんにせよ、最後まであきれるほどどうしようもない咬ませ犬集団で終わってしまったのはちょっともったいない気がするなぁ。