名車というより迷車?

 オーナーを辞めてからこんなのが発売されてるあたり、不憫な車というか。
でも大好きな車で、元オーナーですからちゃんと買いましたよ。
 おそらく商業初の立体化モデル。雰囲気もよく出ていて、細部まで作りこまれていて、\1790ならとてもお買い得。
 付属の解説書も面白かった。

ところでこのトヨタ・セラは「名車」なのかといえば、否だろう。正直言って、居住性はかなりダメな部類だったし。走る温室の異名の通り、夏暑くて冬も暑い欠陥品みたいなもの。
なにせ全面ガラス張りみたいなものですから。景色は楽しめるのですが、運転手はそれほど視界がよろしくないし、そもそもわき見運転は危険。
 その代わり視界良好なので運転はしやすいし乗り心地も良いのですが、スポーツカー的な作りでは全くないので、サスはふにゃふにゃだしブレーキも柔らかいので、峠を攻めたりはできません。あくまでも普通の乗用車ですから。
ガルウィングはダンパーがへたってくると通称ギロチンドアになるし、エアコンはよく壊れるし、窓を開けても風は入ってこない、駐車券なんかはとりにくいetc.
 欠点を上げればきりがないですが、でも大好きでした。
ちょっとのっぺりしたボディラインは、どこかお茶目だし、なんといってもガルウィングだし。
 でもやっぱり名車というよりは迷車という言葉がよく似合うと思います。
 しかし後継車がでたら買ってしまうだろうなぁ(苦笑