電撃文庫に奇跡を見た。
- 作者: 三枝零一,純珪一
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 文庫
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なにがって四ヶ月で続きが出たんですよ、メイドさん!!<誰?
しかもエロエロですよ! 次の日のおにゃのこの歩き方がひょこひょこなんですよ!?<?
さて、次は一年後だな……(すでに解脱した)
と掴みはコレくらいにしておいてウィザーズ・ブレイン・エピソード7の最終巻。
過去の登場人物たちの生き方を中心に前エピソードまでにちりばめられていた謎の大半は明かされた。そうして登場人物たちはこれからどう行動するのかということを考えさせられる結末。
現在にも過去にも相変わらず重いテーマをかぶせてくるのがこのウィザーズ・ブレインという物語。
エピソード1の時から変わらずに、主人公には決断を求める。
多数のために一人を犠牲にするか否か。
このエピソードにおける前日譚の主人公アルフレッド・ウィッテンはある意味で幸福であったとさえいえる。
なぜならば彼には明確な敵、しかも論理として正しいとは思えない敵がいたのだから。
彼には強大な連合議会という明確な敵がいたのだから、それに抗う行動をすることが出来た。
現在の主人公達はそうではない。
シティが正しいのか、個人を助けることで多数が危険にさらされることが正しいのか、正解はどこにもない。
だから主人公達は自らの意思で決断をしなければならない……。
さて次のエピソードが非常に楽しみ。
余談ですが、去年に頒布した『ウィザーズ・ブレインガイドブック』、このエピソードが始まる前だったとはいえ、考察とか設定解釈にミスがありすぎて超絶赤面するなぁ(汗