今月の電撃文庫

でも読むものは読んでいたりする。鬱期なので相当面白いはずのものでも感想を上げるのも一苦労。
鬱だ。

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

 たぶん面白いのだろうなぁと思ってたら案の定でした。<酷い言い草。
 クリス・クロスに比べるまでもない設定の甘さ*1が随所に見られますけど、それらを指し引いても面白い。
 ゲームシステムについてもいろいろ考えられているようで、興味深い。
 特に面白いと思ったことは、ソードスキルの使用方法。無理に身体を動かすのではなく、きっかけすなわちコマンド開始に載せたらあとは体の流れるままにシステム制御に身を任せるというのは、なんとなくわかるかも。
 武道やスポーツなどでも同じような感覚を得ることがあると思う。

 物語自体はわりとベタですが、すっきりと普通にボーイミーツガールと勇者物でまとまっていて過不足なくハッピーエンドといってもいい内容。
 しかし、どうやって次の巻につなげるのだろう? 主人公変更?

 アクセルワールドとの関連性があるのかと思っていたのですが、はっきりとした関連はないみたいですね。
 フルダイブにしても、用語・機能は同じにしてもここまで重大な犯罪が引き起こされたら全面禁止になるだろうし。
 

 人がええ兄貴だのう。


 神の具現化という普通なら世界観的に一大事なことをなんか普通にどーでもよく扱ったという点において大物じゃないかなぁと。いろんな意味で。
 今年の電撃お色気路線はこの作家さんということらしい。
 カグツチさんかわいいね。

*1:特に現実との関係性について。普通に考えればプロテクト解除や救助に二年間も対策取れないはずがない。