今月の富士見F&M文庫

 ほとんどが定評のあるシリーズの新刊。
 新シリーズはひとつのみ

ROOM NO.1301 #10  管理人はシステマティック? (富士見ミステリー文庫)

ROOM NO.1301 #10 管理人はシステマティック? (富士見ミステリー文庫)

 そして有終の美を飾る富士見ミステリー文庫はROOMの最新作のみ。
本編は次で最終巻となるみたいですね。
 作者をありとあらゆる方法でSATUGAIしてきたアノ人がとうとう本編登場というか主人公と初めて邂逅。
 今までは本筋とは絡んでいなかったんですけどね。
登場もまたインパクトあるし。
 今回もメインキャラクターたちのゆるゆるとした進歩を書いていくのかなと思いきや、けっこうな急展開に衝撃のラスト。
 いや、エピローグやプロローグなどで暗示されていたのですが、ここでこの展開で話を切るとは……。
ヒドイや、新井輝先生。次巻発売まで非常に気になってしょうがない。



SH@PPLE―しゃっぷる―(3) (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE―しゃっぷる―(3) (富士見ファンタジア文庫)

 女装入れ替わりモノも早々と三巻目。前巻ラストの展開も早々に終息するかと思いきや実は最後までひっぱていたりと、なかなか気が抜けない。
 そして主人公と蜜の仲は遅々と進まない中で、兄貴と会長がだんだんと近づいていっているとしか思えない。まだまだ兄貴は女の子の恥じらいが芽生えていないようですけどね。
 しかし、新登場というわけではないけど主人公の五中生徒会長が実に良いツンデレですな。デレているのに蜜一筋の主人公に全く気づかれていないのがまた涙を誘う。
 読者視点から見ると実にかわいいw。実際にいたらきつくてたまらないだろうけど。


 日常ゆるだべり学園モノ*1シリーズの短編集。
 一巻発売前にドラゴンマガジンに掲載された第ゼロ話を筆頭にドラマガに掲載されていることを前提としたメタフィクションっぽさとネタ満載のホント心底どうでもいい内容で気軽に読めます(言うまでもないけど褒めてます
 作者さんが好き勝手にやっているというよりは、むしろ編集者が好き勝手にOKだしているとしか思えないギリギリというかライン超えてませんかというネタばかり。
 いやー、ホントこのシリーズは歴史/記憶に残らない名作でしょうね。十年後に読んだら何が面白かったのかわからないと思うw
 これこそライトノベルという分野*2でしか出版できない逸品でしょう、ホント。

 

 絶好調のレギオスの短編集。ドラゴンマガジン掲載分なのでほぼ全部読んでましたorz
 フェリのいじらしさがかわいいねぇ。あとデフォルメ・フェリがなんともいえない味わいがw
 

*1:いまテキトーに名づけた

*2:気軽に読み捨てられるエンターテイメントぐらいだと思っています