今月のMF文庫J

この広い世界にふたりぼっち (MF文庫J)

この広い世界にふたりぼっち (MF文庫J)

 新人賞受賞作なんだけど……説明に困るなぁ、これ。
 寓話というにはちょっと物語的だし、エンターティメントというにはちょっと生々しい感じ*1というか……。
 極楽トンボさんも書かれているようにちょっと説明しずらい……。
 狼をやめた狼と人をやめた少女の、精神の結婚の物語とでもいうのかな?
 最初の三十ページくらいを読んでから購入を決めると良いかも。かなり人を選びそうな物語でした。
 ちなみにわたしはこうゆう物語は割りと好きです。

丸鍋ねこ改造計画(仮) (MF文庫J)

丸鍋ねこ改造計画(仮) (MF文庫J)

 スカートめくりの真理を見た。
 
 とバカをひとつやって改めて眺めると基本的にバカ小説というか、バカ主人公暴走?
 普通の学園小説に見せかけて、実はライトノベル的設定を組み込んであったりといろいろと楽しい。


緋弾のアリア (MF文庫J)

緋弾のアリア (MF文庫J)

 アストロノト作者さんの新シリーズ。
 しかしキャラクターの関係性と性格がほとんど同じだったりする。基本的には前作と同じコメディだけど、シリアス分はやや少なめ。
 主人公に極めて限定的な特殊能力があるのも同じ。
 ライトノベル的だなと感じる良作だね。

 ところで武装探偵って探偵でなくてボディガー*2としか思えないのは仕様ですかそうですか。

*1:いじめとか家庭内暴力など

*2:しかも間違った方向というか映画的な