今月の富士見ファンタジア文庫

銀月のソルトレージュ―ひとつめの虚言 (富士見ファンタジア文庫)銀月のソルトレージュ〈2〉金狼の住処 (富士見ファンタジア文庫)銀月のソルトレージュ〈3〉琥珀の画廊 (富士見ファンタジア文庫)銀月のソルトレージュ〈4〉扉なき仮宿 (富士見ファンタジア文庫)

 銀髪無表情娘ジネット姫の冒険譚最終章。
 ちょっと打ち切りっぽいけど、物語としてはきちんと締められているのでいちおう予定通りだったのかなぁ?
 前巻からややデレ期に入ってきていたジネットだけど本巻では完全に恋する乙女にw
 でも不死者ちう現実は変わらぬわけで、さてどうするのかなぁと思っていたら最大の伏線のベールが脱げて一気に佳境に。
 過去の物語と絡み合いつつも現代において終焉へと向かう中で、一番印象部会のは。
 どこまでも締まらないなぁ、この主人公w
 いくらかっこつけても最後だけはずっこけるよw
 そのヘタレ度は浅羽*1なみだw

 ちなみにアリスもかあーいくて、そしてとても強いなぁ。
「恋する乙女は無敵」の格言どおりに。


イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)奏でる少女の道行きは―黄昏色の詠使い〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)アマデウスの詩、謳え敗者の王―黄昏色の詠使い〈3〉 (富士見ファンタジア文庫)踊る世界、イヴの調律―黄昏色の詠使い〈4〉 (富士見ファンタジア文庫)全ての歌を夢見る子供たち―黄昏色の詠使い〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)

 黄昏色の詠使いシリーズ最新刊。
 今回は短編集。Dマガジン連載分のほかに書き下ろしが二つほど。
 基本的にギャグ色が強いけど、後半はややシリアスというか本編に繋がる物語。
 
 今回の最高敢闘賞はミラーだねw あれかなぁ、イブマリーによっぽどなにか悪い思い出でもあるんだろかw
 なにげに恥かしがり屋なイブマリーと「ヘタレ」カインツくんもいい味がでてます。
 ただ相変わらず情報を小出しにする癖は治っていないようで、今回もぽっと出の設定が。
 この辺の演出の下手さは直さないと作品の完成度が落ちるよなぁと少し心配してみたり。

 

生徒会の一存―碧陽学園生徒会議事録〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

 あいかわらず生徒会室でだらだらだべりまくるだけという、非常に実験的な作品。
 まぁ会話のテンポはいいし、笑えるしでエンターテイメントとしては非常に良い。
 ちなみにエロゲーテンプレートを使用して作られている関係で挿絵などが完全にそちら系でありんす。
 今回は口絵の三枚目などは年齢制限なしだというなら完全にOUTな気がするよ? 修正はしてあるけどさw
 しかし、おそらく最低でも四冊はだすと思われるこのシリーズ。
 巻を重ねるごとにネタだしが大変な気がするw