電撃新刊
シャナとかとある魔術はまぁ、いいや。ありゃ売れるでしょ?
- 作者: 土橋真二郎,白身魚
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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紹介文で大体予測はついてましたが、やっぱり世界観が「扉の外」と共通/ゲームをメインとした内容でした。
前シリーズは舞台設定の謎解きを放り投げていましたが、今回は「パルス」というライトノベルらしい超常設定を導入してそれっぽく仕立て直されております。
日常と非日常の切り替えがあり、そのギャップがゲーム/パルスの異常さを際立たせていてわりとどろどろ系なのですよ。
なにせ、メイン舞台となるゲーム「バベル」はゲームに負けた人間をゲームの駒に見立て、その金銭価値を相場で変動させるという代物。
かつゲーム性を高めるためにいろいろなアイテムを用意して駒たる「女の子」に身につけさせるという仕様。
これ、奴隷売買システムの仕様を言葉代えただけなんですよね。
まぁ、それが非日常の演出強化にもなっているし、描写が陰惨というわけではないのですが。
(エロゲーなどでありがちな性的なものはないし)
現実的に考えると檻の中での生活システムはどうなっているのかとか、24時間体制なら駒であるプリズナーの疲労などはどう処理しているのかなどいろいろあったりするけど。
防具などの性能が高い=価値が高い=露出度が激しいというあたりはゲーム的演出だけれども、実は露出度が高いということは痛みや刺激を与える機構(米軍が開発中という電磁・音響刺激無力化システムとかそういうのかも?)が少ないということに繋がっているのではないかと考えられるよね?
だが、女の子に着せるんなら、アイテムをいろいろ組み合わせて着せるのがかわいいと思うのであり、
(中略)
いや、まぁ、露出度が高くて恥ずかしがる女の子というのもかわいいけどさ。<全て台無し
それはさておき、このゲームの仕様でオンラインゲームとかにすれば、けっこう人気がでそうな気がした。まぁ、パラメータやシステムを修正しなければいけないだろうけど。
……どこかで似たようなものを見かけた気がするけどなんだろう?(エロゲーかコンシューマかは覚えていない)
ところでこの作者さんは女の子に手錠とか足枷とかすごく好きそうだね?
前シリーズでもわりと描写が多かったし。
BITTER×SWEET BLOOD/CANDY COLORED (電撃文庫 す 8-6)
- 作者: 周防ツカサ,Chiyoko
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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挿絵サービスがおおいけど、実はバカップル達の物語。
吸血鬼設定を使っているけど今のところなんかどうでもいいような気がしないでもない。
ものがたりも進んでいるんだから進んでいないんだかよくわからない。
なんかかみ合っているようなかみ合っていないような主人公バカップルぶりを楽しめばいいだけのような気がする。
あと、男の裸(上半身)が口絵を飾っているのは珍しい。
や、じんわりと面白いです。
- 作者: 渡瀬草一郎,碧風羽
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 文庫
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渡瀬草一郎さんの新シリーズ。おさななじみ設定は健在。
黒猫大活躍。
モチーフの一つはあとがきでも触れているように「長靴をはいた猫」みたいだけど、あれよりは遥かに優しい物語に。や、だってあの猫はめちゃくちゃ性悪だよね?
物語展開にそれほどサプライズはないけれど、熟練の技で最後まで読まさせてくれる。