新書ノベルスとか

 護樹騎士団シリーズの最新作。
ようやっと幼年学校入学かと思いきや、事件に巻き込まれる主人公達。
 基本がドタバタ劇だということにようやっとわかってきましたよ、わたしゃ。<遅い
 主人公は相変わらずフラグばかりたててやんの。こ、こやつは…w(「好色野郎」とはいいえて妙)
悪役は清々しいくらいの卑怯ぶりに、さらに今回は変態度も…って、これもいつも通りか。

あいかわらず引きが気になる終わり方なので、早く続きが読みたい!!


天竺熱風録 (ノン・ノベル)

天竺熱風録 (ノン・ノベル)

 田中芳樹先生のハードカバー作品のノベルス版。

 三蔵法師玄奘と同時代にインドと中国を三度往来した王玄策を主人公とした歴史小説
 唐の時代の外交官というのはまさに世界をまたにかけていたのですね。
 ちょっと文体が変わっていて、講談(講釈)調とでもいうべき感じで、面白可笑しく読みやすい物語になっている。
またノベルス収録にあたって藤田和日朗氏の挿絵がついたのだけれども、これがまたまた迫力がすごい。
 でも、最高なのはエピローグの文と挿絵。その余韻が実にいい。これだけでも読む価値がある。
 やっぱり田中作品は面白いですわ。