MF文庫・SD文庫新刊とか

きゅーきゅーキュート!〈2〉 (MF文庫J)

きゅーきゅーキュート!〈2〉 (MF文庫J)

 順調にエロゲー化。
 まぁ、キュートがかわいいからいいけどさ<こればっかり
 前シリーズがわりと重めの話だったので、それに反発しているのごとくコミカルで明るくなにも考えずに気軽に読めるのが良いです。


モノケロスの魔杖は穿つ (MF文庫J)

モノケロスの魔杖は穿つ (MF文庫J)

 第61魔法分隊 (電撃文庫)バシレイス伊都工平氏の新作。
 面白いことは面白い。
 ただ設定関係が少しややこしく、しかもわりと物語の中枢でもあるので、その辺を楽しめるかどうかで評価が分かれるかも。
 ストーリーそのものはけっこう素直なのだが、意図的にミスリーディングさせる人物関係や、妙に凝った魔法設定などは氏の他シリーズと共通している。
 このあたりのセンスが非常に好みなのです。


関連
マブラヴ オルタネイティヴ(全年齢版)
マブラヴ(全年齢版)

や、やる気だ、SD文庫!(驚愕
なにをって、マブラヴ・オルタネイティブ編の文庫化ですよ。あのエンジェルバレット (角川スニーカー文庫)をも超える壮絶過酷シナリオともいえるオルタ編の伏線がかなり含まれているのですよ。
 ならば必然的にアンリミテッド編も必要で、ということは全部あわせたらおそらく十冊を越える長編シリーズになるはず*1で。
年四冊ペースでも二年以上かかる計算に。
 果たしてやる気なのかとも思えるのですが、SD文庫は「ティルズ」シリーズという前例があるし。


 さて内容と展開はゲームとほぼ一緒のようです。
 いろいろと細かく変更されて各シナリオのイベントが含まれています。まぁ、ちょっと強引にいれてあるものもあるけど。


 ルート的には純夏シナリオのようですが、でも途中までは冥夜シナリオとも共通しているしなぁ。いや、選択肢はそのまま純夏なんだけどさ。
 冒頭にあの名キャッチコピーと純夏のモノローグがはいっていて、純夏ルートじゃないというなら、作者さんはネ申認定だね。
 そこまでするかとっ!!*2


 ちなみに作者の北側寒囲氏はシナリオライター出身の方のようですが、文章的には、うーん……。今三分の一ぐらい?*3
 いくらか表現がおかしいところがあるんで。
 シナリオ構成力は良いのですが。結構な量のイベントをきちんと取り込んでそれほど無理なく詰め込んでますし。
 この方はノベライズよりは、むしろオリジナル作品が読みたい感じ。

*1:エクストラ編が少なくとも3冊、アンリミテッドも最小でも3冊、オルタ編が最低でも6冊ぐらいにはなるはず

*2:オルタ編のネタバレ設定を知っていればわかると思いますが

*3:新人さんに甘く、実績のある人には厳しいのが方針