レーベル別デビュー作家追跡調査 角川スニーカー文庫

参考→角川スニーカー大賞

スニーカー大賞受賞作家一覧

受賞年 作家名 受賞作(発売名) 最新作 発刊数(2006年7月現在) 備考
2000年 椎葉周 ゼロから始めよ―閃光のガンブレイヴ (角川文庫) アルティメット・ファクター (5) 成層圏のパペットショー (角川スニーカー文庫)(2006年3月) 8作品
2000年 白石かおる 上を向こうよ―格闘少女スズ (角川スニーカー文庫) Level6の怪物 (角川スニーカー文庫)(2001年4月) 2作品
2000年 三雲岳斗 アース・リバース (角川スニーカー文庫) ランブルフィッシュ(10) 学園炎上終幕編 (角川スニーカー文庫)(2006年4月) 11作品 電撃文庫でデビュー
2001年 長谷敏司 戦略拠点32098 楽園 (角川スニーカー文庫) 円環少女 (3) 煉獄の虚神(下) (角川スニーカー文庫)(2006年3月) 5作品 他出版社で短編をいくつか発表
2001年 時無ゆたか 明日の夜明け (角川スニーカー文庫) (−) 1作品
2001年 関口和 デモン・スィーパー―運命を刻まれしモノ (角川スニーカー文庫) (−) 1作品
2002年 須藤隆二 (−) (−) (−) 受賞作発売の形跡なし
2002年 浅井ラボ されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫) されど罪人は竜と踊る Assault (角川スニーカー文庫)(2006年4月) 8作品
2002年 仁木健 マテリアル・クライシス―MISSIONしっぽとテロリスト (角川スニーカー文庫) Add 喪せし機械のバラード (角川スニーカー文庫)(2006年6月) 9作品
2003年 谷川流 涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫) 涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)(2006年4月) 8作品 電撃文庫などでもデビュー
2004年 長森浩平 タイピングハイ! さみしがりやのイロハ (角川スニーカー文庫) タイピングハイ!(2) いじっぱりのウェービー (角川スニーカー文庫)(2005年3月) 2作品
2004年 六塚光 タマラセ 彼女はキュートな撲殺魔 (角川スニーカー文庫) タマラセ 幼馴染はドラゴンを喚ぶ (角川スニーカー文庫)(2006年3月) 6作品
2004年 水口敬文 憐 Ren 刻のナイフと空色のミライ (角川スニーカー文庫) ウィッチマズルカ (1).魔法、使えますか? (角川スニーカー文庫)(2006年6月) 5作品

スニーカー受賞作家生存率計算

 受賞作家は総勢13名。うち2002年の須藤隆二は受賞作が発売された形跡がないので統計から除外して12名。
 2006年7月現在で1.5年以上新作の発刊がない作家は白石かおる・時無ゆたか・関口和敏の3名
(敬称略)

従って、2006年現在の生存率は

9名(生存作家数)/12名(受賞者数)*100(%)=75%

逆に脱落率は25%となる。


また受賞一作目での脱落率は一覧表から

2名/3名(脱落作家数)*100(%)=約66.7%

となる。

スニーカー大賞受賞作家傾向考察

 レーベルより脱落した作家が3名、しかも内2名は受賞作のみ発刊という傾向の偏りが見られる。
 また同じ2001年受賞の長谷敏司天になき星々の群れ―フリーダの世界 (角川文庫―角川スニーカー文庫)のあとは3年ほどレーベルから新作を出さず、脱落したかとおもいきや円環少女 (角川スニーカー文庫)を発表した。(ただし、その間は他出版社で短編などを発表していた)
 受賞作家はそのまま受賞作を続刊して、シリーズ終了したところで次シリーズを発表している傾向がみられる。