ファミ通やザ・スニ新刊とか

既刊
だめあね☆ へいらっしゃいませ、ご主人様! (ファミ通文庫)

 期待していた葛西先生の「だめあね」の二巻。今回のテーマはブルマ/スポーツらしい。
 怪人ブルマジジイの出現とかでお茶の間を阿鼻叫喚させながらブルマの魅力をかたられてもなぁ?<ほめてます
 ところで読んでておもったんですけど、姉がダメなのではなくて、取り巻き/周囲がダメなのでわ?
 弟はともかく、クラスメイトも秘書も怪人も財閥娘といった周囲がダメだから結果的に姉がダメになっているような気がするんですが。


既刊
スイートホームスイート1 世界で一番いらない遺産 (ファミ通文庫)

 前作でとりあえず遺産を引き継ぐことになった主人公。しかし、貴族を継ぐということは、とうぜん血筋を残す義務があるわけで…
 というわけで今回は夜会ですよ、奥さんっ!
 でも、それはオマケで実はホラーですよ、ヴァンパイアハンターですよ!燃え燃えです! そして、最後の一言が凄いですよ、主人公。直球ストレートダイレクトで玉砕か!?(自分でも書いててよくわからなくなった


お・り・が・み 澱の神 (角川スニーカー文庫)

お・り・が・み 澱の神 (角川スニーカー文庫)

既刊
お・り・が・み 天の門 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 龍の火 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 外の姫 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 獄の弓 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 正の闇 (角川スニーカー文庫)お・り・が・み 光の徒 (角川スニーカー文庫)

 超級アドリブハイテンションコメディシリアスもの(命名超てきとー)『お・り・が・み』シリーズ最終巻。
 前巻がかなりシリアスストーリーだった反動か、冒頭からゆるゆる。
 円卓のアウターを連れに行って誰もこなかったり(年だとか声が枯れているとか年末パーティだからとかしょうもない理由で)、一週間の猶予を与えられたからって最終日まで攻め込まなかったりとか(そりゃショーペンハウアーもキれるわな)
 
 だが、戦闘が始まると容赦なく死ぬ。アウターも死ぬ。聖騎士も死ぬ。

 だれもが揺らがぬ信念の下に狂気を歌いながら潰し合いをし、今まで名前の出てきたキャラの大半が相打ちや殺されたりする。
でも、シリアスに決めるかと思ったところでギャグを入れる。
 これはそんな作品。

 で、著者あとがきでザ・スニ連載中のマスラヲについて凄い驚愕の事実が!。
いや、なんとなくそうじゃないかなとは思っていましたが、やはりそうですか。
単行本化したときにいろいろとネタを追加するんじゃないかなぁ。
 でもそうなると、林トモアキさんの作品って基本的に同一世界で展開しているんですね。時系列は異なるかもしれませんが。
 あと八月から『お・り・が・み』のインターネットラジオを放送するようです。詳細はザ・スニ本誌にでるのかな?


ウィッチマズルカ (1).魔法、使えますか? (角川スニーカー文庫)

ウィッチマズルカ (1).魔法、使えますか? (角川スニーカー文庫)

 憐 Ren 刻のナイフと空色のミライ (角川スニーカー文庫)シリーズの水口敬文先生の新シリーズ。
 度が過ぎるほど妹大事な姉とその姉に困らせられる妹の話かと思いきや、実は魔法使いバトルもの。
 ところで等価交換ではない魔法というのはライトノベルではきわめて珍しいかなぁ。魔法のレプリカ(マジック・レプリカ)なので劣化した魔法ということで効率が悪いという設定*1のようですが。
 代償が必要でかつその代償は行使する魔法よりも価値の高いものではなくてはならないというのは、実は古い物語では珍しくないのですが、近年では月姫Fate鋼の錬金術師*2などの影響か、『魔術の基本原則は等価交換』というのが普遍的法則のようになってましたから、ちょっと新鮮。
 だとおもったら、その原則がいきなりひっくり返らせられるわけですがw
 この辺は次回にむけての伏線ですかね?
まぁ、なんにせよ、シリーズ最初の巻としてはよい感じのオープニングです。

*1:そのほかにもいろいろ変わった設定がありあります

*2:鋼〜はどうみても等価交換じゃないのですが