ちょっと気になっているもの

かしまし 1―ガール・ミーツ・ガール (電撃コミックス)かしまし 2―ガール・ミーツ・ガール (電撃コミックス)

電撃大王に掲載されているマンガ。男の子が宇宙人との接触事故wにより大怪我、肉体再生されるが、なぜか体は女の子に…という強引な展開ではあるけど、この作品の本質はそんなところではなくて、ヒロインになった主人公のとまどいっぷりと幼馴染と告白相手との友情と三角関係にある。
でも、ほんとこの主人公はどこが男の子だったんだろうかというくらいのヒロインっぷり(というかホントにヒロインだけど)がっw

TVアニメ化やノベライズも出るようで、展開の上手さはさすがあかほりさとる原作だと思う。



ナツノクモ 1 (IKKI COMICS)ナツノクモ 2 (IKKI COMICS)ナツノクモ 3 (IKKI COMICS) ナツノクモ 4 (IKKI COMICS)ナツノクモ 5 (IKKI COMICS)

 アフタヌーンで掲載されていた空談師(1) (アフタヌーンKC)と同一世界(というか同じネットゲーム世界)で展開される物語。
 正直に言えば物語展開のエグさはかなりのもの。内臓ぶちまけたり、首はねられたり、幼女でも容赦なく殺されたり(ゲームキャラですから)とかなり陰鬱な場面が多い。でも、それらは必要があってキャラは死ぬし(復活にはかなりペナルティがあるらしい)、森は爆発するし、登場人物たちは悩む。
 ゲーム世界と銘打っておきながら、実際には普通のファンタジー物語となんら変わらない。世界を救うなんて大きな目的はないけれども、小さな幸せを守るために善意の正義集団という絶望的な戦力にコミュニティ内部の争いに知恵と陰謀と詐術を駆使する戦闘屋たちのプロフェッショナブルな仕事振りが良い。


ぼくらの 1 (IKKI COMIX)ぼくらの 2 (IKKI COMIX)ぼくらの 3 (IKKI COMIX)ぼくらの 4 (IKKI COMIX)
鬼頭莫宏氏の描く宇宙人?侵略へ対抗することになった少年少女たちの物語
 巨大生物型ロボット?物なのですが、設定がわりと鬼頭節なので鬱といえば鬱。
なにせ一回戦闘するたびに、操縦者の一人の命が奪われる。負ければ人類全滅。歩けば民家は壊れる。自衛隊が援護すれば時間稼ぎにもならずに死ぬ。
 園田健一氏のエグザクソンなんかもそうですが、巨大ロボットモノをリアルに書こうとすればこうなるというなんとも救いがない感じ。