12/5の『お母さま方にお勧めできるライトノベル? そにょに〜』について

 昨日の文章を読みかえしていて、語句の意味が判りにくいものがいくつかあることに気が付く。兵は拙速を貴ぶが、文(章)は山の如くを貴ぶべきと反省。つまりは推敲しろってことだ、うん<自己完結

朧月さんの指摘してる読者層の拡大という側面としては、
「こういうのに抵抗ないオの字の層+堂々とエロいものは買えない若者の層」
というあたりにアピールしてるんじゃないでしょうか。
2005-12-06

 12/5の意見に対する平和さんのコメントより。
語句が誤解されておりますです、はい。(自分の文章が悪いのですけど)
 "読者層"という言葉は"その作品の読者層"というくらいの意味で使っています。
つまり、
『また読者層を広げるという意味では、やはりエロスよりは一般小説寄りな方が売りやすいのではないかなぁと。』

『その作品における読者の幅を広げるには、やはり〜』
となります。

 昨日の時点では考えがまとまっていなかった*1ので漠然としか書いていませんが、お母様方にも受けそうなライトノベル作品が数多くあれば、ライトノベル全体の読者層の幅を広げることにもつながるのではないかと。ライトノベルに触れる層が広がれば年齢が上がるに従ってライトノベルのエロいものやSF、歴史や時代小説、バイオレンス物*2を読むかもしれないですから。

多種多様な間口(=趣味嗜好に合わせた作品)*3を作るのも重要だけれども、大きな間口(=一般小説寄りな作品)も数多くあった方がライトノベル読者層を広げると思うわけで。


 また現状のライトノベルで刊行されるものを見ていると平和さんのコメントにある層向けの作品が多く、しかもその種類がどこかピンポイント*4なものが多いように思うわけですよ。もちろんそれが悪いということではないのですが、ピンポイント(ニッチ)を狙ったものは手堅くは売れても、爆発的には売れない*5わけですから、作品単体における売り上げは少ないはずです。
 つまり作品を出し続けないと作家も出版社もお金が回らない→結果として作品たちが粗製濫造になるという流れになっていったら、ライトノベルの一読者としては面白くないかなぁと。むろん出版社や作家がそんなことに気が回らないなんてことはないでしょうし、対策も考えているでしょう。そして何よりも粗製濫造を続けていたら淘汰されていくわけですから。


 結局のところ一読者としては、ただ面白い作品が読みたいということなんですけどねw

*1:というより思いつきだけで書いている

*2:最近は時代小説のようなライトノベルはあまり見かけませんけど

*3:ちなみにライトノベルの本質はこの多種多様な作品をまとめてこう呼ぶことにあるのではないかと思っています

*4:例えば"はいてない"だとか"メイド"だとか

*5:もちろん"ハルヒ"のような例外はあると思う