ハヤカワ文庫SFフェア2005

書店でハヤカワ文庫SFフェア2005のパンフレットを頂いてきた。たぶん大分前から配布していたものだと思うけれど、今まで気が付かなかったので。
実は掲載されていたキャッチフレーズが琴線に触れたのでした。
 SFフェア全体のキャッチフレーズが「6つの扉から広がる新たな世界」として、入門書(=扉)から本格作品を読もうという趣向らしい。
で、そこで挙げられている入門書(扉)が
星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)「やっぱりとことんスペース・オペラ
第六大陸〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)「本当は怖くないハードSF」
マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮 (ハヤカワ文庫JA)「脱ラノベリアル・フィクション
グッドラック―戦闘妖精・雪風 (ハヤカワ文庫JA)「文系も理系もたまには本格SF」
予言の守護者 - ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)異世界と日常のファンタジィ」
永遠の森 博物館惑星 (ハヤカワ文庫JA)「泣けるだけじゃない感動本」
の六点。
見ての通りライトノベル(っぽい)作品が多いのが特徴。
中でもマルドゥック・スクランブル(赤の扉)のキャッチフレーズがズバリそのまま。
ハヤカワ文庫という老舗もライトノベルをかなり意識しているんだなと感じた次第
ちなみにこれらのキャッチフレーズに合わせて「次はコレ!」として様々な本の紹介をしているのだけれども、マルドゥックの「次はコレ!」がエンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))はよいとして星界の「次はコレ!」にダーティペアの大冒険―ダーティペア・シリーズ〈1〉 (ハヤカワ文庫 JA 121)が入っているのが面白い。ちなみに他作品*1ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)銀河遊撃隊 (ハヤカワ文庫 SF)なのでちょっと浮いているような気がする。

*1:星界の「次はコレ!」