表紙装丁
表紙といえば、煉獄のエスクードは通常の富士見ファンタジア標準装丁からは外れているのも特徴ですね。バックが白地なので判りにくいですが、全面がイラストの装丁は*1は殺×愛1―きるらぶONE (富士見ファンタジア文庫)と同様のタイプ。
- 作者: 風見周,G・むにょ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/11
- メディア: 文庫
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富士見ファンタジア文庫の標準装丁は白地・上段にゴシック文字タイトル・中央にイラスト・下段に富士見ファンタジアのロゴと文字という形式なのですが、表紙全面にイラストを配置するものは少ないのです。
このタイプの装丁はざっと調べてみると富士見ファンタジアでは地下水は爆発だ-気象精霊ぷらくてぃか(2) (富士見ファンタジア文庫)が初出のようですね。
左側の地下水は爆発だ-気象精霊ぷらくてぃか(2) (富士見ファンタジア文庫)ではキャラが表紙下段まで印刷されているのがお分かりでしょうか? 右側は標準装丁の12月のベロニカ (富士見ファンタジア文庫)
今のところ煉獄のエスクードシリーズと殺×愛シリーズ、ご愁傷さま二ノ宮くんシリーズがこういった全面イラスト装丁で、ほかに単発がいくつかあるくらいなので頻度はそれほど高くはありません。
ただ煉獄〜や二ノ宮くんシリーズは最後面背景が白地になっていて、厳密に言えばイラスト全面使用装丁とは言い難いのですが。その意味では殺×愛シリーズのみが外れているともいえます。タイトルロゴも通常のゴシック文字ではなく、専用デザインロゴですし。
殺×愛シリーズ
他レーベルではこのイラスト全面使用表紙が多いのですが、富士見ファンタジア文庫は発売当初からの伝統ある装丁がほとんどです。殺×愛はちょっとした実験なのでしょうか。
*1:富士見ミステリー文庫はこのタイプ