z*1140891193*[ノベルス][購入物]ファミ通文庫とか

ランブリング・カレイド <星穹の女帝>戦 (ファミ通文庫) 永遠のフローズンチョコレート (ファミ通文庫) 塵骸魔京 ~ファンタスティカ・オブ・ナイン~ (ファミ通文庫)

 とりあえずファミ通文庫を三冊購入。この他ではだめあね☆ へいらっしゃいませ、ご主人様! (ファミ通文庫)が姉の本当なだめっぷりがステキな感じ。お金が続かんので今月は未購入ですけど。

永遠のフローズンチョコレート (ファミ通文庫)はとりあえず装丁買い。読み終わったあとで春は出会いの季節です アルテミス・スコードロン (ファミ通文庫)の中の人だと気づく。だめぢゃん<自分
 ちなみに中身は青春小説…になるのかな?
雰囲気的にはBLOODLINK―獣と神と人 (ファミ通文庫)みたいな感じ。ややエロゲー&マンガネタ多し。まぁ、雰囲気作りに使っているだけですけど。


塵骸魔京 ~ファンタスティカ・オブ・ナイン~ (ファミ通文庫)ニトロプラスの最新作のノベライズ。角川スニーカー以外では初めてだなぁと思ったらノベライスの方とシナリオライターが同窓生らしく、その縁ということっぽい。ちなみに表紙・タイトルにはどこにも書いてないですが複数巻モノなので、これからというところで終わっている。
 完全に登場人物紹介とオープニングというあたりで終わっていますので読むときは注意。
…こういう場合はタイトルには上巻とか1の文字を入れるべきじゃないかなぁと思ったり。


ランブリング・カレイド <星穹の女帝>戦 (ファミ通文庫)…。
高瀬時空がっ!
時間遡航機能を有したらしいですっ、奥さん!

あの高瀬彼方さんの新作が数ヶ月*1で読めるとわ! ちょっと驚き。
もっとも原案なので作者は異なります。たぶん新人の方でしょう。
ちなみに内容は王道スポ根もの。
 落ちこぼれ主人公を気にかける優しい先輩(兄)。その兄に恋する超絶最高峰な女帝、厳しいというか鬼(悪魔)なコーチ(先輩)という王道ともいえる配役。
 なおスポーツは既存のものではなく、カレイドアーツと呼ばれる異性同士の絆と意思を具現化する技術を使用したバトル。
 女性を守ろうとする男性の意思と男性の魅力を引き出そうとする女性の意思、そして互いの絆が生み出す神秘の力。魔法にも似た力は彼士とよばれる男性の能力とカレイド使いの能力の総和によって決定されるカレイドアーツ技術。
 まぁ、このあたりの設定の強引さはおいといて、興味深かったのは彼士の潜在能力の決定方法。それは男性の魅力を引き出すとほぼ同意。つまり美形であればあるほど運動能力があればあるほど知性があればあるほどその能力は高まるということ。
 つまり美形しか出さないでよい理由にもなっているのですが、*2その設定があることで高瀬作品に共通する女性の細やかな心理描写がより精彩を放っているのです。魅力の無い男性/女性にはわりと痛いシーンが待っていたりとか。
 …自分だったらこんな世界ではクズ人間の烙印押されっぱなし*3だけどなっ!


 キャラとしては海原斬九朗が良い味を出していますね。一見して冷徹智謀容赦なさ過不足ない鬼コーチ役だけれども、冗談を解さないとか案外抜けていたりとか実はきちんと人の信念や大事なものには敬意を払うなどさりげなく好人物(マイクロ単位ぐらいで)。
そしてオチ*4が最高に笑えた。いや、このキャラの性格からしてなんとなくそーじゃないかなぁと思ったのだけれども。

*1:原作者自称。なお前作はたぶん女神候補生の短編と思われる

*2:そういう意図はおそらく無いけれど

*3:現実でも変わらない

*4:主人公のコーチ役を務めた理由。ネタバレになるんで書きませんが